茅荑科

日本語

｛【大和本草会識】、朱書｝檪、此条混雑アリ、イチイノコトヲ記ス、イチイハ櫧（カシ）ノ類也、檪ヲイチイト訓ズルハ非也、和名抄ノ誤リヲ取ル、檪ハクヌギ也、此ニ引ク時珍ノ説モクヌギノコト也、橡実ハクヌギノ実ドングリ也、時珍云、実各橡斗ト云モ即ドングリノコト也、和名抄ハハヽソト云、誤也、ハヽソハ檞也、一位ト別物也○鑿子木○一名柞ト云、クヌギト同名也○トチハ夭師栗也、橡実トスル説ハ昔ヨリノ誤也○柡ノ木モ一位ノ木ト云、前ニ記セリト云、此ハ同名ヲ出ス弁干前、｛ノ十八、朱書｝／｛【蝦夷草木志料】、朱書｝○チキシヤニ、アカダモ〈松前〉、クスキ、書記、此国木の義詳に景行紀にミえたり、櫪【本草檞下】、一種大なる葉のものあり、カミムカハにてゴムニゴムニといふ、京師にて江戸カシハといふ、即大業檪【本草檞下】／○礫園ノ旧記ニミヅナラト記シアルモノ富二郎云、クヌギナラン／楢〈陸中国岩手郡〉【日本地誌堤要　三】

「伊藤圭介」の朱印