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殼斗科 槲譜

引用
『殼斗科 槲譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-14249)
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ID
M2005033018493433534
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
殼斗科 槲譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 115 殼斗科 槲譜
巻次
115-020
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
問、木曽の橡の実ハ常に用ゆる杤の字と同物異字なりや、答、別物也、木曽にて橡の実といふハ和名どんぐ里といふもの也、比木古名ハはゝその木と云、又つるはミともいふ、今ハくぬぎと云なり、東国にてハこならと云、その実即とんぐり也、信州にても通してとんくりといふ、木曽山中にてとちの実といふ、因て木曽のとちの実と勺作りあり、木曽の橡浮世の人の土産哉、はせを、漢名ハ橡実と云、槲と一類にして二種あり、池田炭ハ比木ともつて焼也、摂州一倉といふ所にて焼といへとも池田炭と称す、又邦俗にとちと通して称るものハ俗に栃の字を用ゆ、是ハ漢名七葉樹といふものにして木曽の橡とハ別也、又檪をならと訓ず、正字也、いちいと訓するハ少し違ひあり、いちいハ槲なり、今関東にて云所のおゝなら也、是に対して楝をこならといふなり、楢の字を用ゆるハ不詳、別物なり、柞の字をはゝそと訓ず、正字也、橡をつるばミとも訓ず、よろし、くぬぎに楩の字を用ゆ、非なり、椚(クヌギ)の字を用ゆるハ俗字也、薪に用ゆるかたぎといふハ槲の事也、古名いちいと云、もちかしはもやはり比槲の同種なり、槲の字をかしはと訓するもよろし、栩杼二字ともにとちと訓す、正字也、橡、杼、柞、檪、栩、一物異名なりと心得べし、柞といふ時ハ別物也、杼ををさとも訓ず、心得べし、つるばみ色といふハ皀茶(クロチャ)色の事にて橡の実の蔕(ヘタ)付の梂を以て衣服を染る也、江戸にてよめのごきといふ、漢土にても皀色を染という、【俳諧多識編】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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