殼斗科　椿木科

日本語

木皮ニ白小点アリ、仙台話ス■■申来、ヲンノウレンノ木石、木化石ノ方石、或云雪中ニ用ユル橇ニ作ル木也ト云也、仙台地方ノ俗ヲノレト云、生巡按中羽州塩作益村ニテ採レリ、深山中ニアリ、枝幹山桜ニ似、■桜樹ヨリ堅緻也、高藤氏ノ所謂セノキナルモノ■■オノオレ石ハ多クセノキ石ヲ云、ヲノレ石生■見／岑話、音鳴（ヲンノレ）ともいふ、此類に木彼（コツハタ）、細肌（サイハダ）、大葉小葉種類多シ、葉ハ子に似テ春月出る、芽赤く色ありて二葉の並ひ出る也、異なり■■、且茎は折て一種の臭気あり、又ミツネ、一名キンヤク、益農方言、あり、葉も臭気も同し、春月の芽、葉出るを実なりとす、此樹ハ炭となし火のたもちよしと、又櫛にしてよし、木の心ハ硯に作る、日光の者寿なり、山中にある小木をとり云シ、【草木育種続ヘン稿】

ブナ目カバノキ科