メインコンテンツに移動

殼斗科 椿木科

引用
『殼斗科 椿木科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-14049)
記載例をコピー
CSV
ID
M2005033018440533058
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
殼斗科 椿木科
別タイトル / 旧書名
Vol. 113 殼斗科 椿木科
巻次
113-086
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
樺木、かば、かばのき〈信州〉、くさゞくら、しらかは〈奥州〉、うだいまつ〈信州〉、かんば、韡皮木【物理小識】、樺桃【彙苑詳註】、鵲樺皮【明一統志】、西南の国に無く、東北の国にあり、其内野州、信州、甲州等に尤多し、葉ハ桑の葉に似て大に堅く、周りに細き鋸歯あり、春夏の葉間の本に穂をなし、長さ二寸許り、小き白色の花を開き、後実ヲ結ふ、形しての莢に似たり、秋の末に熟し落て生し易し、葉は霜後に落つ、樹皮白くして黒き斑あり、肌ハさくらの皮に似て他木と異にして甚剥易し、信州にて薄く剥て器物、又は短冊に作り出す、同州にて此樹皮能く焼(もゆ)るゆへに雨中の松火に作り用ゆ、又鸕鷀(う)を使て魚を取る時の用となすゆへにうだいまつといふ、尤此皮余木と異にして脂多きゆへ水中に入れ大雨に逢といへとも火減さる者也、蘭山、甲州徳本の無尽蔵を引て同書に樺皮を多く用ゆ故に今世に用ゆる者多し、此を焼ハ臭気あり、故にくさゝくらと呼ふ、又同書に樺を隠して華(はな)に作るといへり、先に出す処の菜部菌類に云る樺皮を以て菌に当者の毒を解すと云ハ此物也、集解に此皮ヲ暖皮ト云る説ハ誤りとなすへきか、易州府志及ひ西京通志にハ蘗木の重皮を暖皮といへる、因て此相違たるを知るへきや
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について

関連アイテム