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桑科

引用
『桑科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-13551)
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ID
M2005033018320432226
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
桑科
別タイトル / 旧書名
Vol. 108 桑科
巻次
108-103
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
ルモノハ石灰汁ヲ用テ材ヲ暗褐色ニ染ムルヲ常トス、効用:箱筐諸器具ヲ作テ甚雅致ナリ、之ヲ鉋削シテ光沢アリ、其葉ハ養蚕ノ用ニ供シ、人世ノ利益ヲナス、贅言ヲ待タサルナリ、又木皮ヲ剥テ紙ヲ製スヘク、白皮ヲ焼酒ニ和シ醸成スルモノヲ桑酒ト呼フ、亦美品タリ、其実亦酒ヲ醸スヘク生食スヘク熟食スヘシ、雑説:唐土ニテ金ノ末ニ年大ニ飢荒ス、民皆椹ヲ食フテ活テ獲ル者勝ケテ数フヘカラス/特有物産、桑(くわ)、茶(ちゃ)、藍(あい)、甘蔗(さとう)、綿(わた)、麻(あさ)、煙草(たばこ)等を云、此種類中桑茶藍甘蔗へハ乙号、肥料十貫目乃至十五貫目位を他の習慣肥料に混和して施用すべし、又綿麻煙草の三種へハ、五貫目位を極て薄くなし施用するを適度とす、其他菓樹類にも至極適当なる肥料にして就中葡萄、梨、柿、密柑、の類には最も効験あり、用法○此肥料用法ハ従来用ひ来れる習慣肥料へ前に記す適度の分量を混和して施すをよしとす○大麦小麦及粟の如き種類ハ厩肥、堆積肥、人糞、糖、灰、に混し用ふるをよしとす○従来粘土に液肥を和して施用する処あり、之れ等の箇所に於てハ人糞及下水、或は尿便の類を混し、最も能く撹動(かきませ)し、二昼夜程放置し再ひ撹動し、充分溶解なさしめ、之を適度に散布すべし○又或る箇所に於ては、二番肥を施すを通例仕来りとする処あり、之れ等ハ前記の分量を二分し半額を元肥に施し、半額を二番肥に施すをよしとす○注意、一、如何なる良質肥料と雖も、若し施用を誤る時は其効能の顕ハれざるのみならず、却て植物に損害を来すことあり、因て精々注意し、第一分量過度にならざる様酙酌を乞、一、混和物ハ如何なる物なりとも各地便宜得やすきものを調和するも害なしと雖ども、石灰のみハ混和すべからず、以上記載するところハ極の概略なれば、実地施用の際ハ従来経験の習慣肥料を減少したる割合によりて、弊社製造肥料を混用すべし○注文手続、一、肥料定価ハ一貫目に付左之如し、甲号 金二十五銭、乙号 金二十五銭、但し、五百貫目以上御購求の御仁へハ相当の割引をすべし、一、肥料代金払込ハ、第三国立銀行、又ハ江戸橋東京郵便局へ向け為換にて御振込被下度候、一、各地方にて取次販売希望の諸君へハ夫々御協議の上約定いたすべし、東京日本橋区小綱町二丁目拾五番地 東京肥料会社創立事務所 社則附録
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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