桑科
引用
『桑科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-13482)
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ID
M2005033018304132144
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
桑科
別タイトル / 旧書名
Vol. 108 桑科
巻次
108-034
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
を碎き物に桒の繊維を以て棉糸に代用せんとて、非常の熟知を以て此事に従ひしかば、終に桒葉を摘ミ蚕児を養へたる後、桒樹の皮を剥き、之を精製して繊維となす時は、光沢と云ひ、細大と云ひ、強弱と云ひ殆んと生糸と異同なきを知るに至りとハ云へ、桒樹の皮を剥きて繊維に精製するにハ種々の年数を要し、何分労大にして功小なるの有様あるか故に、此新工夫も一時は着手するものなく、先つ中止の姿なりしか、此頃に至りロンバルドなるブレスシャに於て種々の試験を経たる後、桒葉を精製して生糸の如く美麗なる繊維となすの器械を発明するに至れり、実に此発明たる中々重要なるものにて、行々は以太利国経済上の有様を一変するに至るかと思はるゝなり、統計表に由れは以太利国にある桒樹の数ハ一億五千万株にして、此中より繊維を精製するときは年々三億万基の生糸同様なる繊維を得へきなり云々、と右事実ハ米国絹糸雑誌第十号に出つ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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