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楡科

引用
『楡科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-13115)
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ID
M2005033018214631754
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
楡科
別タイトル / 旧書名
Vol. 105 楡科
巻次
105-058
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○ツキサニ、ムカワノ夷人ニイカップト云、亦楡ノ一種、其葉一尖大サ欅葉ノ如シ、皮又布トナシ、又縄索トナスヘシ、然レトモ頗ルアツニヲトル(劣)、布トナシテ其色微赤ニシテ、且ツアツノ柔ニシテ強キニシカズ、松前人コレヲタモギ、又アリタトモ云、又一種四葉ノ者アリ、凡此樹ハ枝幹トモニ粗皮厚ク、畳々タル皺文アリ、故ニ南部チヾレダモト云、(海、訂正)深山中ニ生シテ其枝(日ニ、訂正)自折テ水ニ従テ流出ルモノヲ採テ鐟木トナス、是ヲニシンレツテト云、又クネ、別一木ノ赤タモハ相似テ稍異ナリ、其皮強靭ナラス、ツキサニ、アツトモニ喬木ニシテ大ナル物ハ其囲数抱ニ至ル、夷人域似テ舟トナス、【(物産、訂正)東夷産物シ】/ニ三/○ツキサニ、一名ニーカップ〈リハウシ〉、チヽシタモ〈松前〉、比本草に載楡の一種にして其葉肥大なり、夷人その皮を剥水にさらし麻皮の如く紡績し織て布を造り、比夷(ひな)の常服となすといへり、その朽(クチ)たる小枝ハ蓄父の用となす、この火縄の如し鑚燧の火も又是よりとると云、其法ハ比火枝を剜て孔をなし、細沙を盛、小枝をもて頻にきしれハおのつから火を発と云、周礼に司薙氏四時鑚燧して新火をとり、もて飲食の用となす、楡ハ百木に先たちて青し、故に春これをとるとミえたり、これ夷人といへとその人智の会する法かくの如し、比木耳をツキサカルシと云、味美也、則楡肉【藜杖審余】、今清商つねに携到、{【蝦夷草木志料】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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