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楡科

引用
『楡科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-13090)
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ID
M2005033018211031729
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
楡科
別タイトル / 旧書名
Vol. 105 楡科
巻次
105-033
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
楡、一名零楡、白者名枌、郷名ニレ、{和名夜仁礼、朱書}●別録曰、楡皮生頴川山谷、二月采皮取白(暴、抹消)乾、八月采実並勿令中湿々則傷人●弘景曰、比即今之楡樹、取皮刮其上赤皮、亦可臨時用之、性至滑利、初生之莢仁以為穈美、令人多睡嵇庚所謂楡令人瞑也●恭曰、楡三月実熟尋、即落矣、今云八月采実恐誤也●蔵器曰、江東無大楡者刺楡、秋実故、経云、八月采者非誤也、刺楡皮不滑利●頌曰、楡処々有之、三月生莢、古人采仁以為穈羹、今無復食者惟用陳老実作醤耳、按爾雅疏云、楡類有数十種、葉皆相似、但皮反木理有異耳、刺楡有鍼刺如石、其葉如楡瀹為蔬羹、滑於白楡即爾雅所樞荎詩経所謂、山有樞是也、白楡先生葉却着莢、皮白色、二月剥皮刮去粗皵中、極滑白、即爾雅所謂楡白枌是也、荒崴歳農人采皮為粉食之、当粮不損人、四月采実●宗奭曰、楡皮和春先生莢者是也、嫩時收貯為羮茹、嘉祐中豊沛人缺食多用之●時珍曰、邪昺爾雅疏云、楡有数十種、今人不能尽別、惟知莢楡、白楡、刺楡、樃楡数者而已、莢楡、白楡皆大楡也、有赤白二種、白者名枌、其木甚高大、未生葉時枝条間先生楡莢、形状似銭而小、色白成串、俗呼楡銭、後方生葉、似山朱萸葉、而長尖〓潤沢、嫩葉〓浸淘過可食、内則云、菫萱枌楡兎藁滫〓以滑之、三月采錢楡可作羮、亦可收至冬醸酒瀹過晒乾可為醤、即楡仁醤也、崔寔月令謂之〓〓音牟偸者是也、山楡之莢名蕪茅与此相近、但味稍若耳、諸楡性皆扇地、故其下五穀不植、古人春取楡火、今人采其白皮、為楡麺、水調和香剤粘滑勝於膠溙●■曰、楡皮湿搗如糊、用粘瓦石極有力汴洛人以石為碓嘴用此膠之/楡皮、{【中陵漫録 三編】、朱書}、余備中松山ニ在テ其西郊ノ宇漢ト云処ニ行テ見ルニ、其辺ノ楡ノ皮削取テアリ、是ヲ尋ルニ先年村民皮ヲ取テ粉ニ制シテ食シテ窮歳ヲ救フト云、余始メシル、充抄志曰、明崇禎庚底大饑、人剥其皮食始尽、然食之身腫此説ヲ見ル時ハ何国モヲナシ、其窮察スベシ/{ニ、朱書}/按ニコノ身経ト云モノハ此楡皮ニ■シニ非ス、凶歳ニハ貧氏不消化ノ食物ノミヲ食シ多ク経ルヽモノナリ、又上海新報光緒丁丑八月十一日ニ凶旱ノ説アリ、ソノ文中云、剥楡皮而代食■腹不充、煮石粉以為糧飢腸欲列云々
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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