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黄楊科

引用
『黄楊科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12736)
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ID
M2005033018115731375
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
黄楊科
別タイトル / 旧書名
Vol. 102 黄楊科
巻次
102-040
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○伊豆七島ノ内御蔵島、同島ノ財産ハ黄楊樹也、此樹周囲一尺五寸以上ノモノニ非ザレバ、切断スルヲ許サズ、之ヲ切断スレバ、其代リトシテ、年々小樹ヲ植ヘ付以テ共有、若クハ私有ノ財産トナス、先キニハ共有財産ハ、毎年数百本宛黄楊樹ヲ付クルノ習ナリシモ、近時ニ至リ二千本宛ヲ植付ルコトトナリタリ、黄楊樹ハ凡ソ三十年許ヲ経テ、僅カ周囲一尺位ニナルモノ故、商法トスルニハ足ラザル也、去リ乍ラ此島ノ年々ノ産出ハ、数千円ニ上ルヲ以テ、一切ノ生計ヲ為スニ足ル、全島一村ニシテ戸数七十四戸、就中二十八戸ハ百姓ニシテ、其他ハ隠居也、■■、【東京日々新聞 廿四年八月十四日】、同島人ノ話ノヨシ/黄楊(ツゲ)樹、薩州、【農業雑誌 百五十七号】ニ説出/○黄楊樹及■の利益、{【農業雑誌】ノ覚、朱書}、我が鹿児島県下より年々伐り出す所の黄楊樹ハ、概ね薩摩国の産物にして、其良樹を伐り出すハ、多くハ頴娃郡なり而、該樹の栽培法を略記すれバ、年々二月頃ろ前年生長せし枝にて能く熟したるものをゑらみ、長さ一尺乃至一尺五寸位に切り、日蔭の湿地に挿し置き、冬に至れば馬尿を三四回灌き、其成長するに従ひ、漸次移植するなり、但し播種の後ち、五六年を経て、田園の周曲に四五尺隔たりに植ゆるを良しと云ふ、余今春所用ありて該地に到り、其木数を探聞せしに、凡五寸廻りより三尺廻りに至るもの三万余に降らす、五寸廻り以下の小木ハ二三倍の多数にして、此等の黄楊樹を年々伐り出し得る所の金額ハ、郡内人民の生計の資に供して、尚余■あり、此ツヾキノ下ニハセノキノ説アリ、該条ニ扔リ入レル
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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