檀香科
引用
『檀香科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12672)
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ID
M2005033018103831311
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
檀香科
別タイトル / 旧書名
Vol. 101 檀香科
巻次
101-084
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
後至徳二年八月廿八日先代相府義満与二條摂政、近衛前関白同詣春日社、此時開東大寺宝庫、自是以降武将居相位時一開此宝庫、蓋始于義満、応永廿三年九月十一日義持又到南京開之、義教、義政相継而南遊、其後天下久乱而累代武将皆絶其志、世人伝曰、開宝庫則必截蘭奢待香木一寸而取之、至于近世信長截一寸、秀吉亦然、当時有香癖者偶得一炷、則十襲而珍蔵之、源君亦随例、朝奏而開宝庫、慶長七年六月十一日、勅使勧修寺右大弁光豊、広橋右中弁総光、赴南京監護焉、又令柳原右少弁業光、齎勅封封宝庫、武家亦合本多上野介正純及南都宰大久保石見守掌事、源君素好古法、愛旧礼、命本多、大久保日、先代武将截蘭奢待得之、蘭奢待為聖武天皇之遣愛、本朝之名品、雖旧例我不忍侵之、只恐庫内衆貨久経星霜為上漏下湿、所汚損也、新造屋舎悉移衆物一一、校正旧簿、若有缺損紛失之物、新製補之、長伝来世、又須寺僧外禁入庫之用、又寿命院某能知香品、令其見蘭奢待此香木蔵之一櫃在庫之中棚、径一尺五寸許、長五尺有余、其心半空泂、加之紅沈香、麝香、人参、綾羅、錦絵、瑠璃壺、印子針■製衣服、琴、箏、篳篥、笙■等総納五十櫃、経八百余歳、衣服珍品毫不朽壊、所謂霊異也、十二日勅出、帰京、本多、大久保亦抵伏見報其消息於源君矣、右ノ文拝読シテ神君之御思慮古今ニ特立スルコト仰暮スベシ、然ルヲ此香ノ図ニ神君御切口マデ書載セシハ万世ノ罪人ナリ、成功記ハ■公ノ御撰聊モ齟齬不可有ナリ○伽羅ヲカメバ大便ヲノバス
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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