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瑞香科

引用
『瑞香科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12222)
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ID
M2005033018012630861
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
瑞香科
別タイトル / 旧書名
Vol. 098 瑞香科
巻次
098-024
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
葉ハ「モチ」ニ似テ細ク長クシテ厚シ、冬ヲ経テ凋マズ、春ニ至枝上ニ花ヲ開ク、一所ニ数十花集リテ一朶毬ヲナス、其花形チ筒子ニシテ末四弁ニ分レ丁香ノ形ノ如シ、大サ四五分、内ハ粉紅、外ハ紫紅色ニシテ香気甚ダ烈シ、沈香、或ハ丁香ニ似タリ、然レトモ実ヲ結バズ/二月、山礬(ぢんちやう)花、又瑞香花トと名く、和俗ちんちやうけといふ、其木たかさ三四尺にすきず、正二月にちいさきうす紫なる花を多く開く、其形丁子に似たり、其香遠し故にからにて七里香と云、其葉も又よし、湿地に植れは枯やすし、平地によろしからす、高き所に植へし、又根をあらはすへからす、本草に書たる山礬はぢんちやうけにことなり、されとも他書を多く考へみるにちんちやうけなる事うたかひなし、古今医統曰衣を洗ふ灰汁を澆て蚯蚓をさるへし、或は漆(うるし)の滓(かす)を澆は盛長す、花史曰大凡香花は糞をおそる、瑞香尤甚し、又曰湿をふくみ日をおそる、小便をそゝひて蚯蚓をさるへし○梅雨の中にさすへし、活やすし、来年正月にうつしうふへし、又正月二月にもさすへし、つきやすし○花丁子木も花もちんちやに似たり、夏ハ葉をち、冬ハ葉生す、十二月花を開く○三また、これもちんちやうに似たり、【花譜】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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