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樟科 桂譜

引用
『樟科 桂譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-11867)
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ID
M2005033017540130506
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
樟科 桂譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 094 樟科 桂譜
巻次
094-025
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
謂之桂、無復別名、参考旧注謂菌桂葉似柿、中有三道文、肌理緊薄如竹、大小皆成筒、与今賔州所出者桐類牡桂、葉狭於菌桂而長数倍、其嫩枝皮半巻多紫、与今宣州韶州所出者相類、彼土人謂其皮為木蘭皮、肉為桂心、此又有黄紫二色、蓋可験也、桂葉如栢葉而沢皮黄心赤、与今欽州所出者葉密而細、恐是其類、但不作栢葉形為異、爾蘇恭以単桂牡桂為一物、亦未可拠、其木倶高三四丈、多生深山巒洞中人家園圃、亦有種者移植于嶺北、則気味殊少辛辣不堪入薬也、三四月生花、全類茱萸、九月結実、今人多以裳綴花果作莚具、其葉甚香可用作飲尤佳、二月八月采皮、九月采花陰乾、不可近火●時珍曰、桂有数種、以今参訪牡桂葉長如枇杷葉、堅硬有毛及鋸歯、其花白色、其皮多脂、菌桂葉如柿葉而尖狭光浄有三縦文無鋸歯、其花有黄有白、其皮薄而巻、今商人所貨皆此二桂、但以巻者為菌桂半巻及板者為牡桂、即自明白蘇恭所説正合医家見、今用者陳蔵器陳承断菌牡為一物者非矣、陶弘景復以単字桂為葉似栢者亦非也、栢葉之桂乃眼食家所云非此治病之桂也、蘇頌所説稍明、亦不当以欽州者為単字之桂也、按尸子云、春花秋英曰桂、嵆含南方草木状云、桂生合浦交趾、生必高山之顛冬夏常青、其類自為林、更無雑樹有三種、皮亦者為丹桂、葉似柿者為菌桂、葉似枇杷者為牡桂、其説甚明、足破諸家之弁矣、又有巖桂、乃菌桂之類詳菌桂下、韓衆采薬詩云、闇河之桂実大如棗、得而食之、後天而老、此又一種也、闇河不知在何処、正誤、好古曰、冠氏衍義云、官桂不知縁何立名、予考図経、今観賔宣諸州出者佳、世人以観字画多故写作官也●時珍曰、此誤図経、今観乃今視之意、嶺南無観州、曰官桂者上等供官之桂也、牡桂●時珍曰、此即木桂也、薄而味淡、去粗皮用其最薄者為桂枝、枝之嫩小者為柳桂、箘桂、音窘、一名筒桂、小桂●別録曰、箘桂生交趾桂林山谷巖厓間、無骨正円如竹、立秋采之●弘景曰、交趾属交州、桂林属広州、蜀都賦云、箘桂臨巖是矣、俗中不見正円、如竹者惟嫩枝破巻成円、猶依桂用非真箘桂也、仙経用箘桂云、三重者良則明非今桂矣、別是一物応更研訪●時珍曰、箘桂葉似柿葉者是詳前桂下、別録所謂正円如竹者謂皮巻如竹筒、陶氏誤疑、是木形如竹反謂巻成円者非真也、今人所栽巖桂、亦是箘桂之類而稍異、其葉不佀柿葉、亦有鋸歯、如枇杷葉而粗渋者有無鋸歯如巵子葉而光潔者、叢生巖嶺間、謂之巖桂、俗呼木犀、其花有白者名銀
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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メタデータのライセンス
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