樟科 桂譜
引用
『樟科 桂譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-11854)
記載例をコピー
ID
M2005033017534630493
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
樟科 桂譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 094 樟科 桂譜
巻次
094-012
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
{ニ五、朱書}/桂、{江西 亀協従、朱書}、牡桂、カツラ、シナモシ、紅毛、ムシナモウミ、同、カツラハ桂ノ字訓也、橘ヲタチハナト訓スルト同シ、加茂ノ葵ニ配スルカツラハ同名異物ナリ、今誤リ混ツ、又天子即位ノ金烏玉兜ノ旗ニ加茂ノカツラヲ図ス、是亦誤也、月中ノカツラハ天竺桂也、加茂ノカツラハ漢名未詳者也、本條桂薬店ニ種々品類アリ、古ヨリ東京ヲ肉桂ノ上品トス、即チ集解ノ肉桂也、近来稀ナリ、味辛甘香気強シ、長サ一尺斗、木ノ皮ニテツナギテアリ、此品類ニ尺桂ト云フ、薬店、アリ、味甘シテ辛味ナク〓レ多シ、下品也、本経逢原曰、肉桂色深紫而甘勝於辛、其形狭長半巻而鬆厚者良シ、若堅厚味淡者曰枝桂、今名四桂、不入湯薬、以上、コノ所謂肉桂即チ東京ノ者ヲ云、板桂ハ尺桂也、交趾ノ肉桂ヲ東京ノ次トス、皆枝皮也、後ノ條箇様是也、薄クシテ竹筒ノ如ク巻テアリ、径リ三四分、交趾ノ巻肉桂ト云、辛味多シ故ニ良トス、然レトモネバリアリ、東京ニ及バス、今薬店ニテ東京ト云ハ板桂也、又和名ニ桂心ト云者アリ、松浦肉桂ト云フ、肥前松浦ヨリ出ス、此ハ和産ノ天竺肉桂也、後ニ本條アリ、近来紅毛ノ肉桂アリ、幅狭ク長サ二三尺斗アリ、是ハ生ノ時粗皮ヲ去レル者ト見ヘタリ、厚キ所味辛ク、薄キ所却テ淡シ、他ノ桂ト反ス、一種ノ桂也、肉桂ト云ハ本草微要曰、肉桂乃近根之最厚者、以上、ト是也、桂心ト云ハ、雷斅ノ説ヨシ、丹渓補遺同意也、補遺曰、桂心者皮之肉厚云、其鹿厚而無味者止留近、其木一層而味辛甘者故名之曰心ト美之之辞也、以上、微要ノ桂心ノ説アシヽ、官桂ト云ハ正誤中
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について
こちらをご覧ください