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狗骨科

引用
『狗骨科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-11601)
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ID
M2005033017490430240
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
狗骨科
別タイトル / 旧書名
Vol. 089 狗骨科
巻次
089-029
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
女貞、一名貞木、冬青、蝋樹、郷名テラツバキ、{和名大豆乃木、一云比女豆波木、朱書}●別録曰、女貞生武陵川谷、立冬采●弘景曰、諸処時有葉茂盛凌冬不凋、皮青肉白与秦皮為表裡、其樹以冬生可愛、仙方亦服食之、俗方不復用人無識者●恭曰、女貞葉似冬青樹及枸骨、其実九月熟黒、似牛李子、陶言与秦皮為表裡誤矣、秦皮葉細冬枯、貞葉大冬茂、殊非類也●頌曰、女貞処々有之、山海経云、泰山多貞木是也、其葉似枸骨及冬青木、凌冬不凋、五月開細花、青白色、九月実成似牛李子、或云、即今冬青樹也、而冬青木理肌白文如象歯、実亦治病、嶺南一種女貞、花極繁茂而深紅色、与此殊異、不聞入薬●時珍曰、女貞、冬青、枸骨三樹也、女貞即今俗呼蝋樹者冬青、即今俗呼凍青樹者、枸骨即今俗呼猫児剌者、東人因女貞茂盛亦呼為冬青、与冬青同名異物、蓋一類二種、爾二種、皆困子自生最易長、其葉厚而柔長緑色、面青背淡、女貞葉長者四五寸、子黒色、凍青葉幑円子紅色為異、其花皆繁子並纍々満樹、冬月鸐鵅喜食之、木肌皆白臓、今人不知、女貞但呼為蝋樹、立夏前後取蝋虫之種子、褁置枝上半月、其虫化出延緑枝上、造成白蝋、民聞大獲其利、詳見虫部白蝋下、枸骨詳本條/タマツバキ/●大和本草曰、女貞(ネズミモチノキ)、一名冬青ト云、女貞檍(アハキ)、ナヽミノ木、此三品皆冬青樹ト云、三品同名異物ニテ各別ノ物也△今按ルニ方書所用冬青ハ皆女貞ネズミモチ也、世ニ多シ、其木虫蝋アリ、イボタト云、蝋ニ作ル白蝋ト云、本草綱目虫部白蝋集解ニ詳也●用薬須知曰、女貞、和名ネズミモチ、其説綱目冬青ノ下ニ詳也、実黒キモノヲ女貞トス、但シ此モ亦有数種、古来ネズミモチヲ女貞トス、然レトモ其実ヲ試ニ硬而(カタクシテ)殊無気味、無滋潤、不堪用、水蝋樹(イボタノキ)モ亦其一種也、其実ネズミモチニ同シ、硬クシテ不堪用、一種葉似山茶花(ツバキ)葉硬、実円黒、至熟極甜者是最上品也、明ノ張景岳ノ右帰丸ノ中ニ女貞実ヲ加フ、此種ヲ用フベシ、其余ハ不堪用●一本堂薬選ニコレヲノセズ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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