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柿樹科 柿譜

引用
『柿樹科 柿譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-10628)
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ID
M2005033017312128837
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
柿樹科 柿譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 081 柿樹科 柿譜
巻次
081-048
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○白柿製造法、{【開農雑報】、朱書}、柿樹、美濃国加茂郡にて蜂屋柿と云最名産なり、東京近傍これを美濃づるし、又ハ大釣鐘などいへる、しぶ柿なり、実生より二三年を経て此実生の幹へ他の老樹の枝を伐り取、椄木すべし、然して後結菓に至つてハ秋の土用後より生柿を折取り、渋離れとて五日計置き、小刀にて皮を剥き横竿へ二つ宛縄にて釣し、廿四五日の間柿屋、片端しの日向き能き所へ建てし小屋なり、へかけ置、裏表返し三日計過ぎしを甘干柿と唱ふ、其後廿四五日過て手入れをし、風雨霜露を除る為め薦を下げ、三日計ハ昼夜とも晴雨に拘ハらす、右こもにて囲ひ、夫より廿日計の内ハひるハ干し、夜るハ囲ひ其内手入をし、又其後柿屋より下し新こもをしき、風当の宣き所に棚を掛け、晴天ばか干しならへ置、寒に入る迄ハ夜ハ箱に入れ藁を敷き日々手入すれば白き粉班に生す、是を霜降と唱ふ、其上日数を過れば一面に白き粉を生ず、年内囲ふへき柿ハ寒中より春の彼岸頃まて晴天をゑらび干し上げ、壺に誥置けバ年内保つべし、又永く貯ふるにハ凡一ヶ月に一日づゝ晴天を見計らひ敷藁の上へ柿をならへ午前九時頃より午後三時頃まて能日光を請て乾すべし、如斯毎月一度づゝ干置き、入梅に至りて土器の壺子入れ、尤藁を敷き柿を一重入れ、亦藁を敷柿をならへ、如斯にして漸々に誥入れ、口を能く封しおき、立秋に至りて壺より取り出し、晴天に一日よく干し亦元の如く壺に入れ貯へ置けば幾年にても保つと云ふ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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