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石榴科 桃金嬢

引用
『石榴科 桃金嬢』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-09038)
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ID
M2005033016595125684
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
石榴科 桃金嬢
別タイトル / 旧書名
Vol. 062 石榴科 桃金嬢
巻次
062-073
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
内ハ肉桂の香気あり、これハ咬〓吧肉桂を以て偽り造る、薬用にハ入るへからす、本経逢原にハ丁皮を以て肉桂を偽るとあれとも、今丁香皮少きゆへ肉桂を以て丁皮と偽ること大に異なりといへり、【本草図譜 八十一】○丁香、一本の蘭書に載る図、其葉茵芋に似て穂の形ハ和俗称する処の崑崙花の如く枝幹節々紅紫色、子も又紅色、形ハ前図に同し、【本草図譜 八十一】○一種、蘭人シイホルト持来る物の図、天竺に産する処の品のよし、【本草図譜 八十一】○一種、舶来のをし葉の図、葉の形柿の葉に似て大に葉の本に房をなして花を開く、形小く前条の図に似たり、【本草図譜 八十一】○鶏舌香【釈名】、亭尖独生【本草和名】引丹口訳、舶来の実の図、長さ七八分にして形框の実の如く鼻三四弁あり、紫褐色なり、此品菓子の用に入れ、薬用にハ宜しからす、雷敦の説に雌者大さ如山茱茰、名母丁香といへり、華夷花木珍玩考に唐木注を引て雞舌樹葉及皮並似栗、花如梅花、子似棗核、此雌樹也、不入香用と云り、【本草図譜 八十一】○丁香、舶来の実の図、形すいかうの花に似て紫褐色、長さ五六分、先に花の実の如きものあり、香気よし、【本草図譜 八十一】○鶏舌香、リグヌムインチキスム、羅甸、インチアンセホート、荷蘭、物印忙に載る図、葉ハ楮に似て互生し、枝の間に実を結ふ、形石榴に似て小にして黄褐色なり、【本草図譜 八十一】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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