溲疏科
引用
『溲疏科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-08719)
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ID
M2005033016534625056
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
溲疏科
別タイトル / 旧書名
Vol. 059 溲疏科
巻次
059-043
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
溲疏、うつぎ【和名鈔】、うつけ〈土州〉、しろうのはな、うのはな、はめき〈薩州〉、{(灌)、岩崎也、朱書}、集解の諸説にてハ的当ならされとも、古説に随てうつきを載す、山野、人家ともに多くあり、樹高さ七八尺に至る、枝葉対生し、春月嫩芽を生す、葉の形木天蓼に似て厚く周りに鋸歯あり、初夏梢に二三寸の穂をなして五弁の白花を開く、形桔梗に似て大さ四五分許り也、後実を結ふ、形れんけうの実の如し、一種、こうつぎ、ひめうつぎ、樹高さ二三尺に至る、葉の形前条に似て小く花も前条におなし、一種、樹高さ七八尺に至る、葉の形うつきに同し、初夏梢に穂をなして千葉の淡紅色の花を開く、形菊の如く、大さ四五分許りなり、一種、樹の高さ前条と同し、花葉の形状前条と同じくして白色なり、一種、しろうつき〈日光〉、やにかわうつき〈鞍馬〉、葉の形うつきに似て糙渋なく梢に穂をなして白色の花を開く、大さ三四分許りなり、一種、みつはうつき、くろはせ、こめく〈日光〉、大樹とならす、枝を多く生す、葉ハ一茎に三葉にしてれんけうの如く、四月梢に穂をなして花を開く、形前条に似たり、実ハ形軍配に似たり、一種、ふすまうつぎ、{(灌)、朱書}、日光山中に自生あり、葉ハ溲疏に似て闊く対生し五ツの縦道あり、梢に穂をなして夏月四弁の白花を開く、大さ六分余にしてうつきより大ひなり
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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