桜譜
引用
『桜譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-07363)
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ID
M2005033016270522371
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
桜譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 048 桜譜
巻次
048-083
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
根来山観花記、南紀、岩橋棗陰○根来山在那賀郡、距和歌山城三里而強、一乗山根来寺在焉、此地有桜数千株、当豔陽之時、士女遊観者極多、明治十五年四月二日、予亦欲一観之、路過西村、誘小島君以同往行、里余到西坂本村、村尽右折直達于山門、路傍渓流潺湲、隔水満山、既属盛候、頗有嵐山之趣矣、渡天真橋、漸入禅寂之境、更行数歩、得甘露門松杉挺立、桜花粧点于其間、殆如白雲遮蔽之状、時方春風駘蕩香気、隠隠使人徘徊不能去、然遊賞未半陰翳、四合微雨乍至一望之際、樹々含煙模糊、涳濛之景、自為一幅画図矣而已、又晴枝々皆雪淡粧、冷豔夕陽反射、変為万匹錦繍矣、其毎一陰一晴遊興、益加乃和快晴之好、不如陰之奇也、因憶去年観花於嵐山、忽雨忽晴以併模糊淡粧之景、今年根来山亦然、何花神弄人之至斯乎、抑山霊悪吾曹弄筆、以駆使佳境而為此詭譎、変幻記以問之、倉田績曰、根来山桜花之壮観、固不譲嵐渓也、然彼以在都会而顕此、以在僻境而晦今斯文一出、使天下之人知之花之幸福亦大矣/右報知新聞十五年五月五日ニ出/産地
人名
岩橋棗陰
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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