桜譜

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○桜賦稗、佐久間象山先生の桜賦と云へるハ絶妙の好文にて嘗て天覧にも供へられたるものなるが、此程飛鳥山の字御床机山（あざなおしやうきやま）の頂きに碑を建てゝ、陽（おもて）に此賦を刻し、陰（うしろ）に北沢正誠の撰文を日下部東作氏の書（か）かれたり、彫は両面とも谷中の群鶴翁か手に成りて誠に精妙なるものなりと云へり、蓋し後来鳴鳳卿の碑と並びて双絶の名を博するなるべし、在【東京日々新聞　五月十四日】／詩文／桜花、日域奇花海外聞迎春繍葉錦葩薫佳名未載群芳譜多品寧評本草文風暁乳飛瓊樹雪晴天擁簇玉山雲桃紅梨白縦争態冠領艶陽独有君【玩鴎先生詠物百首】