梅譜

日本語

みとり乃はな梅の異名なりといへり、緑萼の義なるへしもろこしのみとりの花のいろいろに唐くれないの花のかほばせ【和訓栞中編巻二十五】／梅、大和国宇陀郡一種之梅あり、俗ニ肉離梅と相唱肉と核と相離候事、杏の実のことくに御座候、甚奇品にて御座候｛【諸州薬品考】、朱書｝／農業雑誌百一号ニ本歩〔　　〕トモ梅ノ種異説アリ／｛【日本樹木詩略】、朱書｝通名、うめ、漢名、梅、根：花紅ナル者ハ根モ亦赤色、幹：高二三丈圍二三尺幹直上スル者少シ老樹内部朽腐シテ唯外皮ヲ以テ存スル者多シ、樹皮紫褐色鱗皴シテ蒼蘚ヲ生スルコト多シ、枝：横斜疎痩皮紫褐色気條ハ鮮緑色直上シテ一年ニ或ハ四五尺ニ及フ、老樹枝樛曲亦蒼蘚ヲ封シ寸許ノ苔鬚ヲ垂ルルモノアリ、又緑色ナルアリ、葉：花後葉ヲ生ス、圓形尖頃杏葉ニ類ス、鋸歯アリ、柄長五六分