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梅譜

引用
『梅譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-06464)
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ID
M2005033016093520603
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
梅譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 040 梅譜
巻次
040-028
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
郷名ムメ、{和名宇女、朱書}、梅、●別録曰梅實生漢中山谷五月采實火乾、●頌曰今襄漢川蜀江湖淮嶺皆有之、●時珍曰按陸機詩疏云梅杏類也、樹葉皆略似杏葉有長尖先衆木而花其子酢〓乾為脯入羮〓虀中又含之可以香口子赤者材堅子白者材脆范成大梅譜云江梅野生者不経栽接花小而香子小而硬消梅實圓鬆脆多液無滓惟可生噉不入煎造緑萼梅枝跗皆緑重葉梅花葉重叠結實多雙紅梅花色如杏杏梅色淡紅子扁而斑味全似杏鴛鴦梅即多葉紅梅也、一帯雙實一云苦棟接梅則花帯黒色譚子化書云李接桃而本強者其實毛梅接杏而本強者其實甘梅實采半黄者以烟薫之為鳥梅青者塩淹〓乾為白梅亦亦可蜜煎糖蔵以充果飣熟者菅汁晒収為梅醤惟鳥梅白梅可入薬梅醤夏月可調渇水飲之、●大和本草曰梅萬葉集云ムメノ花又ウメノハナトモ訓ス、梅花ハ獨天下ノ花ニ先タツテ開ク故百花魁ト云花兄トス、其香色形容亦百花ニスクレタリ、故ニ花中第一トス、園ニハ必先梅ヲウフヘシ、近年ハ種類多シテ雖不可挙計白梅紅梅單葉重葉此四類ノ外ニ出ス、范成大梅譜所載梅品多シ、日本ニモ其品數不少白キ單葉ノ香アルヲ第一トス、野ニアツテ末經栽接者ヲ紅梅ト云又名直脚梅或謂之野梅梅譜ニ云ヘリ、江尤香多シ、梅ヲ好文木ト云コト晋ノ起居注ニ見ヘタリ、日本ノ俗ニ好文木ト稱スルハ白梅ノ香スクレタル一種アリ、古今和漢梅ヲ題詠セシ、詩歌アゲテカソヘカタシ、浅香山ハ紅梅ノ單葉ナリ、早梅ナリ、紅白梅ハ江戸桃ノ如シ、紅白一枝ノ内ニワカル、八朔紅梅ハ八朔比ヨリ開ク、花小ニシテ八重ナリ、西土ニテコレヲ寒紅梅ト云、冬至ニ至ツテ多ク開梅ノサキガケナリ、畿内ノ寒紅梅ハ西土ニテ浅香山ト云、九月ヨリ開ク八重也、伹九月ニ開クハ狂(アダ)花ナルベシ、臘月ニ開ク正時トス、故ニ寒紅梅ト名ツク、凡他ノ紅梅ハ白梅ニヲクレテサク此二種ハ白梅ニ先立開鵞梅ハ興化志云實大者為鵞梅日本ニテ豊後肥後ヨリ出故ニ豊後梅トモ肥後梅トモ云コレ梅ノ尤大ナル也、消梅ハ梅ノ尤小ナル也、鵞梅ト大小相對ス消梅ハ梅志及范至能梅譜ニ出タリ、其花皆下ニ向フ甲斐信濃ヨリ出、故ニ信濃梅トモ甲州梅トモ云、△照水梅ハ園史ニノセタリ、日本ニモアリ、八重ノ梅也、香アリ、花皆下ニ向フ故ニ名ク、衆梅ヨリ花遅シ、又近比黄梅アリ、異品也、△緑萼梅近年中華ヨリ来ル、梅譜曰凡梅花跗蔕皆絳紫色惟緑萼梅純緑枝梗亦青特為清高王世懋力花譜ニ為梅之極品花小ニシテ昼開カズ、花萼青ク香ヨシ、枝モ青シ、△座論ト俗名ヲ稱スル梅アリ、花一處ニ多ク開ク實モ同シ、實ノリテ座ヲアラソフニ似タリ、花ハ小ニシテ八重
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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