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木本鉤吻科

引用
『木本鉤吻科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-05822)
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ID
M2005033015571119343
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
木本鉤吻科
別タイトル / 旧書名
Vol. 036 木本鉤吻科
巻次
036-044
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
【新潟新聞】十五年七月廿六日/○木本黄精葉鉤吻ハ恐るへき有毒の灌木にて各地に野生有リ、其方言一ならず、新潟県にてハミソヤカスといふ、夏時花を開き、扁実を結ふ、熟するときハ赤色にして頗る美なり、小児輩往々誤り食ふて死するものあり、去る十年同県苅羽郡小国谷本柳村字上原辺にて之れを食ふて死したるもの有り、其節新潟病院の中根重一氏がミソヤカス考一編を書し、新潟新聞に掲載せしが、年々之を食ふて死するもの絶えず、本年も亦非命に斃(たふ)れたる者有しより、同県衛生委員ハ大に之に注意し、該灌木有れハ根抜ぎにして之を焼き棄て、又新潟新聞記者も数ハ紙上に登録して諸人の注意を促し、又北魚沼郡小千谷町近在なる土川村字関山に住める山岸白翁(六十二年)といへる老僧ハ小児輩の彼のミソヤカスの実を食ふて夭折するものあるを憂慮し、同郡本村字不動瀧に該灌木数十株有るを見て現物を取来り、小千谷其外近郷各村托鉢の序に小児輩に示して毒物なることを知らしむる由、実に奇特のことなり、然るに此ほと古志郡西谷村組荷頃村の大崎秀之丞の二男馬吉(七年)、諸橋与右衛門の長男某(八年)が打連れて遊ひに出て両人とも腹が痛むとて泣き泣き宅へ帰り烈しく吐瀉せしより、親々ハ虎列刺病ならんと大に驚き、同郡栃尾町の医師神保道寿氏を招き診断を受しに虎列刺病にハ非ずしてミソヤカスの実を食ひ毒に中りたることが分り、治療を施しゝ処、与右衛門の倅ハ治す
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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