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漆樹科

引用
『漆樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-05708)
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ID
M2005033015545619116
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
漆樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 035 漆樹科
巻次
035-012
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
十四、梔弓の事、梔弓日本記より見へたり、梔弓は黄櫨弓木にて削たる丸木弓也、はし弓に、梔の字を用たるは古代字の用違ひなり、物を染る、梔子にて染たる也、色も黄櫨にて染たる色も共に黄色なる故、混雑しはしは、梔子染を黄櫨染と通称して梔もはしとよふるるへし、はしと云は、梔の字の本訓にはあらす、和名抄に梔子、和名久知奈之黄櫨和名波迩之とあり、波迩之を中略して、波之とも云也、梔は弓材にあらす、黄櫨は弓の材に用る也、今世の弓のひこに用るも黄櫨は弓の材に用る也、今世の弓のひこに用るも黄櫨也、黄櫨は漆木白膠木胡柞木なとに似たり、葉の形も似たり、はしもみちは歌によめり、紅葉することく也、はしを田舎詞には、はせといふ也、黄枦木をきりてみれは、其こくち外は白くして、内の心して黄なり、其黄なる心をもつて、弓に削たる也、染ものにも、心を用るなり、里に生したるよりも、山に生したるはし、性宜しきといふこれを山はせといふ、一、櫨の木を切と見れは、其切口まはりは、白くして心は黄也、其心の黄なる所を取て、弓に削る也、今世の弓のそは木に用るも其心の黄なるを用る也、木の切口径四寸ばかりなれは心の黄なる所して径一寸斗ならてはなし、
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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