漆樹科

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｛漆器ハ日本ノ名産ニシテ海外ヘモ有名ナル矢張我邦自慢ノ一也、尤我区ノ関係ニ非ズ、ソノ原料ノ漆ニ於テハサシテ出品優劣モ無キモノトリヤ、敢テ褒ムルニモ不及コトカナレトモホメテヨキコトアラハホメテモシタシ、此出品人時永ノ如キハ天正年来ノ休暇ニシテ買出モ亦七十円ニモ及ベリ、セメテ褒■位モヤリテ見タシ、但他ノ出漆家ノ比較如何、朱書｝【明治十一年博覧会審査ノ■判■】／うるし、漆をよめり、塗汁の義也といへり、又うるはしきいの義にや、類聚雑要に真［虫損］とも見ゆ、○諸国に桑漆を課植する事令格等に見へたり、○うるしの木はくるみの葉に似たり、雌くるしあり、ねかでの木をいふ、○うるし石は越後石炭の方言也、隠岐国鉤爪石と称するも同物ににして、其質玉の如し、○漆川は筑前にあり、拾遺集に見ゆ【和訓栞中へん巻ノ三】

明治十年博覧会審査