槭樹科
引用
『槭樹科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-05128)
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ID
M2005033015435917973
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
槭樹科
別タイトル / 旧書名
Vol. 030 槭樹科
巻次
030-095
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
かへで、万葉集に蝦手と出て、かへるてとよめり、倭名鈔には、雞冠木かへてのき、雞頭樹かひなてのきとよみて、一木の名也と見へたり、蝦手も雞冠も葉の形状をもて名くる也、今楓を訓するはあたらず、されど、朝鮮国の学士李重叔が稲若水に呑へしは、彼国の楓樹と相同と見へたり、延享の韓医活菴が直海氏に答へしも亦然り、楓譜に今世愛楓者多以雄楓為貴種類五十有一と見ゆ、されは近時西土より伝はりからもみぢと称する、三尖の品は、雄楓本邦の五尖七尖のものは、雄楓なるへしといへり、○享保中に伝へし楓樹は、御園及日光両三株に過ず、其余絶てなしといへり、今唐かへてと称するも、亦真の楓樹に非ずとぞ、松前にてはたやといふ、葉大きしといへは、今板屋と称する名此に据也、蝦夷にてたうべといへり、○徒然草に卯月はかりの若かへで、すへて、万の花もみぢにもまさりて、めてたき物也といへり、衣の色にうすおををいふよしまさすけに見へたり、○大かへであり、小かへであり、常の葉は五岐にて、七つなるも九つなるもあり、其色の変に至りては、挙て数ふべからず、○花かへでは、かへでの花と一様なるをもてよへり、瓜葉かへてといふものも別種なり、山かへでと呼ものも同し株青し、{【和訓栞】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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