鼠李科 鼠梨集説
引用
『鼠李科 鼠梨集説』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04746)
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ID
M2005033015365317224
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
鼠李科 鼠梨集説
別タイトル / 旧書名
Vol. 027 鼠李科 鼠梨集説
巻次
027-073
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
酸棗、一名、樲、山棗、{和名佐祢布止、朱書}、●別録曰、酸棗生河東川沢、八月采実触乾四十日成、●弘景曰、今出東山間云、即山棗樹子似武昌棗而、味極酸、東人僘之以醒睡与経文療不得眠生相反、●恭曰、此即樲棗也、樹大如大棗実無常形、但、大棗中味酸者、是今医以棘実為酸棗大誤矣、●蔵器曰、酸棗既是大棗中之酸此、即是真棗、何復名酸既名酸又云、小今棗中酸者未必即小々者、未必即酸惟云、嵩陽子余家于滑台、今酸棗県、即滑之属邑也、其樹高数丈、経囲一二尺、木理極細堅而、旦重可為車軸及匙筋等、其木皮亦細而、堅文似虵鱗、其棗円小而、味酸、其核微円而、仁稍長色赤如丹、此医之所重居人不易得、今市人買売物皆棘子也、又云、山棗樹如棘、其子如生棗、其核如、骨其肉酸滑好食山人以当果、●頌曰、近汴洛及西北州郡皆有之野生多在坡坂及、城塁間似棗木而、皮細其木心赤色菫葉倶青花似棗花、八月結実紫紅色似棗園、小味酸当月采実取核中仁孟子曰、養其樲棘是也、嵩陽子言酸棗県所出為、真今之貨者皆是棘実用者、尤宜詳弁、●志曰、酸棗即、棘実更非他物、若云、是大棗酸者全非也、酸棗小而、円其核中仁微徧、其大棗仁大而、長不相類也、●宗奭曰天下皆有之、但以土産宜与不宜爾崇陽子曰、酸棗木高大今貨者、皆棘子此説未尽葢不知小、則為棘大則為酸棗平地、則易長居崖斬、則難生故、棘多生崖塹上久不撨、則成幹人呼為酸棗更不言棘、其実一本也、此物纔及、三尺開花結子、但科小者気味薄木大者、気味厚、今陜西塩潼山野所出、亦好乃土地所宜也、後有白棘条乃酸棗、未長大時、枝上棘也、及至長生、其実大其刺、亦少故、棗取大木刺取小科不必強分別焉/庭前有棗実、丹翠何雑々【学福斎詩集巻ニ二丁】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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