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橙橘科 橘譜

引用
『橙橘科 橘譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04017)
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ID
M2005033015234015786
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
橙橘科 橘譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 020 橙橘科 橘譜
巻次
020-131
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
寸膚細かにして、色淡黄皮肉最厚く、瓜は至て少くして、味酸く少しく渋みありて、いまた熟せさる林檎を啖ふか如し、核は顆の大なるに比すれは、至て少にして、蜜柑核の如し、此種は原朝鮮より奉りしを、小石川御薬園に植置れしが、年をへて、樹いたみ、枝枯れんとするを以て、寛政十二年の頃、これを駿河の御薬園に移されしよし、これまた香欒にして、ホンホロモウスは即その一名なり、本草啓蒙云、一種香欒アリ、コレモ九州ニテザンボト云、一名ザンボウ〈予州〉トウクネンボ〈日州〉寒地ニハ育シ難シ、四国九州ニ多シ、形円扁大サ六七寸、肌細ニ黄色ニシテ微緑ヲ帯ブ、香気多シ、皮厚六七分ニシテ白シ、瓜ニ紫色ト白色トノ二種アリ、紫色ナルヲ上トス、粒ノ味甘シ、筑前ニテ内ムラサキト云、白色ナル者ハ粒味酸ク下品ナリ、此外形状異ナル者数品アリ、総テザボント呼、広志云、成都有柚大如斗、本草綱目云、香欒爾雅謂之〓【音廃】又曰椵【音賈】郭璞曰、〓大柚也、実大如盞皮厚二三寸子似枳食之少味
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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