橙橘科 橘譜
引用
『橙橘科 橘譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04016)
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ID
M2005033015233915784
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
橙橘科 橘譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 020 橙橘科 橘譜
巻次
020-130
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
唐九年母、唐九年母は咬〓吧蜜柑の一種にして其状最大なるもの也、九州にてはこれをも座牟保(サンホ)といへり、其瓜紫白の二種あり【本草啓蒙】即時珍のいはゆる香欒なり【本草綱目】嘗て肥後国より来れるものを見るに、其顆極て大にして、囲み凡一尺五六寸、これを咬〓吧にもするに、咬〓吧は肌粗く、其麻点皆高くきりて、皮上に蚕子を排列せしが如くなれと、此物は肌光滑にて、其麻点皆皮と平等にして高く起事なきを異なるとす、又咬〓吧は頭上の正中稍くほみて、花落乃環至て少さして、此ものは、その環大にして、頭上くぼます、扨今ある所の唐九年母は皆黄色の物なりと形円色紅といへは【橘録】西土にては此種紅色の物もありしにや、うたかふへし、また駿河の御薬園にてホンホロモウスとよふものあり、其樹高さ一丈余、葉はだいだいの葉に似たれとも、稍大にして、両断欠刻あり、上葉広闊にして下葉極て細小、夏に至り毎枝白花を開く事頗る蜜柑花に似て、甚大其弁其弁皆後へに反りて黄蕊芳香なり、実を結ふ、囲み凡一尺七八
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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