橙橘科 橘譜
引用
『橙橘科 橘譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-04003)
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ID
M2005033015232515758
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
橙橘科 橘譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 020 橙橘科 橘譜
巻次
020-117
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
されと古より此花紅紫色の物絶てある事を聞されは、これは蓋尋常の物のたまたま変生せしなるへし、按に倭名鈔小玉篇を引て、枳似橘而屈曲者也をいへるは全く今のからたちの形状なり、また橘録に近時難得枳実人多植枸橘于籬落間収其実剖乾之以和薬味与商州之枳幾逼真〓枸又未易多得取朱欒之小者半破之暴以為枳異方医者不能弁用以治疾亦愈薬貴於愈疾而巳何必弁其真偽耶と見えたり、かかれは真枳実のなき時は此物また通用せんも然るへし、本草啓蒙云、枸橘カラタチ、俗ニ誤テ、枳殻ト呼ビ、籓籬ニ作ル者ナリ、木高サ丈余、冬ハ葉ナシ、春新葉ヲ生ス、三葉一蔕胡枝子葉ニ似テ、小ク厚ク深緑色ニシテ光リアリ、木ニ刺多キ故、籬ニ作ル、春末枝梢ニ枝ヲ分テ、花ヲ開ク、白色五弁大サ寸ニ近シ、後実ヲ結ブ、小ナル者ヲ採テ、枳実ニ偽ル皮ハ厚ケレトモ、外色緑ニシテ毛アリ、秋ニ至テ熟スレバ色黄ナリ、肌細ニシテ、皮薄ク切リテハ、枳殻ニ偽リ難シ、故ニ皮ノミヲ乾テ、和ノ枳殻ト呼ブ、今漢種ノ枸橘ノ形状和産ニ異ナラス、葉実ノ形微ク
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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