橙橘科 枸橘譜
引用
『橙橘科 枸橘譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-03444)
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ID
M2005033015124014646
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
橙橘科 枸橘譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 015 橙橘科 枸橘譜
巻次
015-027
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
枸橘、一名臭橘、{和名加良太知、朱書}、郷名カラタチ、●時珍曰枸橘、処々有之、樹葉並與橘同、但幹多刺三月開白花青蘂不香、結実大如弾丸、形如枳実而殻薄不香、人家多収種為籓籬、亦或収小実偽光枳実、●一本堂薬選曰、凡撰枳実華産為佳皮厚而大翻肚、如盆口状色青味苦辛有柑橘気、年浅実新者良即薬舗呼為華枳殻者是也、勿用円小未熟、及年深塵久虫蝕者、用時水漬為間去穣水洗剉細不須麩炒、酢浸煨薬舗更択出其円小者為枳実非也、又此邦所産薬舗称和枳殻者、即是李時珍所謂臭橘也、人家往々種為籓籬、形似枳実、皮薄而臭況、其収時多就過熟色如金黄、又多酸味是以悪気味之異者、嗅飲倶善発嘔慎句用是物、按本草旧有六陳之説六品以陳久者、為佳而半夏枳実在其中呼亦誤矣、塵久陳物気味倶減何効之有故吾門薬物務要精新句迷枸旧説用陳久之葉物既悉凡例中、及青橘皮售之不可不弁、●大和本草曰、枳実、枳殻、本草ニ枳実ノ葉如柑ト云、、臭橘ノ葉ト同カラズ、マタ臭橘ヲ偽テ枳実トシテ売ト云ヘリ、中華ニモ如此、日本ニテ古来誤リテ臭橘ヲ枳実トス、漢渡ノ枳実、枳殻ヲ用ユベシ、但シ漢渡ノ二物多ハ混雑セリ、小ニシテ肉厚キヲ枳実トシ、大シテ肉薄ヲ枳殻トス云云、△二物共ニ陳久ナルヲ用ユベシ、中夏ヨリ来ルニモ臭橘アリ、可楝、●用薬須知曰、枳殻、ガラタチト訓スルハ非ナリ、カラタチハ臭橘ナリ、是俗ニ誤テキコクト称ス、和ハ偽ナリ、漢産ヲ用ベシ、枳実、枳殻マジヘテ渡之、其中ニ就テ択分ツベシ、七月ニ採収シテ皮色青キモノハ枳実也、九十月ニ収テ色紅(アカ)キモノハ枳殻也、猶青皮陳皮之別一種ニシテ青熟ニ因テ名ヲ異ニスルノミ、和邦ニモ間有之ト云トモ極メテ稀ニシテ得ガタシ、△枳実弁上ニ見ユ、漢ヲ用ユベシ、和ハカラタチノ実也、枳実ニアラス、唐ヨリワタルニ小枳実ト云アリ、此モ亦臭橘ノ青キモノ也、本草原始ニ図アリ可考、然レトモ非真
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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