秦椒譜
引用
『秦椒譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-03240)
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ID
M2005033015090214240
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
秦椒譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 013 秦椒譜
巻次
013-046
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
シ、余父不朽カ宅ニ培養シ、数年来繁茂セシカ可惜哉、兄余リニ繁茂スルヲ厭ヒ、一枝ヲ接木シテ親木ヲ失ヘリ、今ヤ接木シタル該木余カ家ニアリ、明治十八年六月七日、松月盆/椒聊之実、[ ]且遠条共【唐風章聊章】、貼我握椒、【陣風東門之粉章】、朱註椒樹以茱萸有針刺、其実味辛而香烈、又云芬芬之物也、○(即泰椒、和名サンシヤウ、二名山椒、本草奔草防■鶻方、今通名山、抹消)椒幽谷ニ生ス、葉ハ小葉ノ野薔薇葉ニ似テ、鋸歯粗クシテ長シ、春嫩牙ヲ食料ニ入ル、コレヲキノメト云、木ニ雌雄アリ、雄ナル者ハ花アリテ実ヲ結バズ、コレヲハサンシヤウト云、雌ナル者ハ実ヲ結フ、コレヲミサンシヤウト云、雄木ノ皮ヲ剥キ、細カニ刻ミ食用トナス、カラカワト云、其実嫩熟共、食用ニ供ス、熟スル者、点紅椒トイフ、仁ハ漆黒色椒目ト云、〓山ニテハ、蜀ノ国ノ山椒ヲ上品トス故ニ蜀椒ト云、本邦ニテ朝倉山椒ハ(アサクラサンシヤウ、抹消)ヲ上品トス、蜀国ノ種ニ非レトモ、蜀ノ名ヲ借リ用ユ、此品モト丹州朝倉ヨリ出ル故ニ名ツク、今ハ丹波ニ多ク伝エ、種ヲ其地ノ名産トナル、摂州有馬ニモ多ク栽ユ故ニ常椒ヲ、ヒンシヤウ或ハビンシヤウト呼ヒ下品トス、朝倉山椒ノ葉常椒ヨリ大ニシテ、木ニ針ナシ、実ハ常椒三倍ノ大サニシテ、辛味多ク香気強シ、木早ク枯レ易シ故ニ多ク接換ス、椒ハ泰椒、蜀椒、竹葉椒(フユサンシヤウ)、崖椒(イヌサンシヤウ)等ノ(総通、抹消)名ナリ、単ニ椒ト称スレハ泰椒ナリ/椒、即泰椒(本綱和名、抹消)、山椒、以上本綱今通名/{五七・泰椒科、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
続き
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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