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秦椒譜

引用
『秦椒譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-03216)
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ID
M2005033015083414190
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
秦椒譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 013 秦椒譜
巻次
013-022
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
馬ノ、アサクラノ里ヲ初トス、其後、丹波ニモ植フ、香気烈シ、常ノサムセウニ葉モカハリ、針少シヌ、冬山セウアリ、常ノ山椒ヨリ葉大シテ厚ク、冬葉アリ、子(ミ)ノ形状気味常ノ山椒ニ同シ、本草諸書ニテ未見之、○犬山椒アリ、葉ハ山セウニ似テ、微大子(ミ)ノ臭味不可食、是本草所謂、崖椒ナルベシ、一名野椒本草不甚香、葉大於蜀椒ト云ニヨク合ヘリ、子灰色不黒云ルニ異リ、土地ニヨリ時ニヨリ品ニヨリテ、然ルヤ山野ノ崖ニ多生ス、崖椒、野椒ト名ケシコト宜也、蔓椒ヲイヌサンセウトスルハ誤也、蔓椒ハ蔓生ス、犬山椒ハ、非蔓生凡犬ト云ハ、真ニ似テ非真ヲ云、イヌツゲ、イヌタデナドノ如シ/●用薬須知曰、和名アサクラサンセウ、蜀椒、泰椒ノ二種アリ、蜀椒最上也、和名、アサクラサムセウ、泰椒二種アリ、大粒ノモノヲ云、又云、十月ニ結実共ニ泰椒トスルベシ、或人疑、蜀椒ニハ有刺、朝倉ニハ無刺、蜀椒ニ充(アツ)ベカラズト、此説枸泥(カカハリナつ)ニ似タリ、椒所以貴蜀産以、其味辛辣勝諸椒也、者刺トイヘトモ、味劣ルモノハ、ヒムセウト名ツク、不入薬用無刺イヘトモ、アサクラハ諸椒ノ上也、呪ヤ間刺アルモノアリ、一概ニ不可論タダ其味ノ勝ヲ択フベシ、刺ノ者無ニ拘テ、常ノヒムセウヲ用ユベカラス、効力極ウスシ/●一本堂薬選曰、凡撰椒以色赤味甚辛而、麻気芳俗呼、朝倉山椒者為佳此邦丹波州、産者極良勿用色紫黒味不辛、気陳者此即、前年之椒、既是陳物何能効用用時、去梗及目並、閉口者分両片到細不須去裡面硬皮、凡以酒拌湿蒸一時放冷或炒使出汁、搗去裡面黄殻或只炒隔紙舗地上以、椀覆待冷用等制、△皆不取、弁正椒、即蜀椒也、其初出蜀中故、称蜀椒況、且有泰椒崖椒、蔓椒、地椒数種以易混雑故、別称呼尓以諸椒中、唯蜀椒最著故、今単称以標、其始、又別録曰口閉者殺人呼、亦甚矣猶否仁雙仁者殺人之意也、雖使食合口椒、何至殺人、亦不適欲使人務、摘去耳医家安言毎々如此不足深責焉、椒核光黒猶人之腫子故名椒目、此物善治瘡疾間、有奇効、本草諸書所未言及故、今表出焉、●詩経名物弁解、椒聊之実【唐風椒聊章】、貽我握椒【陳風東門之枌章】、朱註椒樹似茱萸有針刺、其実味辛而薫烈、△通名サンセウ、種類多シ、蜀椒、泰椒、崖椒、竹葉椒ナドアリ、共ニ本草綱目ニ見エタリ、又、東武ニ唐サムセウト云モノアリ、不結実モノナリ、故ニ、ミナシサンセウトモ名ヅク、此椒ノ雄ナルベシ/崖椒、即野椒、郷名イヌサムセウ、●頌曰、施州一種、崖椒葉大於蜀椒、彼土人四季采皮入薬、●時珍曰、此即俗名野椒也、不甚香而、子灰色不黒、無光、野人用炒鶏鴨食/蔓椒、又名猪椒、豕―、〓―、狗―、金―
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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