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錦葵科

引用
『錦葵科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-02849)
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ID
M2005033015013513481
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
錦葵科
別タイトル / 旧書名
Vol. 008 錦葵科
巻次
008-078
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
儒書にも交れる事あるへし、それを今に襲にて音発の正しからさるものもまた聞ゆれはよくよく心得べし/木槿、一名椴、櫬、蕣、日及、朝開暮落花、藩籬草、花奴玉蒸、郷名ムクゲ、{和名木波知須、朱書}、●宗奭曰木槿花如小葵淡紅色、五葉成一花朝開暮歛、湖南北人家多種植為籬障花與枝両用、●時珍曰槿小木也、可種可挿其木如李其葉末尖而有椏歯、其花小而艶或白或粉紅有単葉千葉者、五月始開故逸書月令云、仲夏之月木槿栄是也、結実軽虚大如指頭、秋深自裂其中子如楡莢泡桐馬兜鈴之仁種之易生、嬾葉可茹作飲代茶今瘍医用皮治瘡癬多取川中来者厚而色紅、●大和本草曰木槿(ムクゲ)、ムクゲハモクキンノ転語ナリ、木花ノ下品也ト云ヘトモ好花モ亦有、今世紅白単葉、千葉、重葉(ヤエ)其種類多シ、有大紅千葉者、白千葉者此二種ヨシ、万葉歌ニ、朝顔朝露負咲雖云暮陰社咲益家礼(ヲヒテサクトイヘドユフカゲニコソサキマサリケレ)、此歌ヲ以テ見レハ朝顔即木槿花也、非牽牛子也、明矣牽牛子ハ古今集ニケニゴシトヨメリ、又和名抄ニハ牽牛ヲアサガホト訓セリ、然レハ木槿花ヲモ牽牛花ヲモアサガホトイヘルナルベシ、一名ニシテ二物ナリ、凡和漢トモニ一名二物多シ花モ実モ木芙蓉ニ似タリ、正月ニ[ ](サ)シ屡水ヲソソケバ能活ク、●【詩経名物弁解】顔如舜華、鄭風有女同車章、朱註舜木槿也、樹如李其花朝生暮落、△和名アサガホ、俗名ムクゲ、爾雅ニ椴木槿、櫬木槿ノ註、郭陸二氏即舜トス、方正学遜志斉集ニ木槿一名麗木トモ云フ、是今ムクゲト呼モノニシテ古ノアサガホナリ、万葉集ニ、朝(アサ)カホノ朝ツユカケテ咲(サク)トイヘド夕(ユフ)カゲニコソサキマサリケレト、是木槿ヲ咏スルナリ、八雲抄ナドニ木槿ナルコトヲ知ラズ、牽牛子(ケニゴシ)ヲ強テ注セリ、牽牛ヲ今単ヘニアサガホト称スルニヨツテ木槿ノアサガホ隠レタリ、凡一日花ヲ漢ニテハ日及或朝開暮落ト称ス、和ニアサガホト呼モ此意ニ同シ、槿、牽牛共ニアサガホト云ベシ、格物論ニハ舜ヲ直(ジキ)ニ仏桑ト一物トセリ、仏桑本草綱目ニモ出ス、木槿ノ一種ナリ故ニ嵆含ガ草木状ニ朱槿ノ名アリ、又照殿紅トモ云フ閩書ニ見タリ、此ハ顔紅如舜花ト云詩ノ義ヲトレリ、又致富奇書、花史ナドニハ白槿ヲ舜ト云ヘリ、此ハ顔白シテ如舜ト云心ニ解シタリ、何ヲ是(ゼ)何ヲ非(ヒ)ト定ムベカラス、各其理アリ、槿ニ品類甚多シ、就(ツイ)中テ花ノ美ナルヲ舜ト心得ベシ、爾雅ニ槿ヲ草部ニ収ム、錯誤ナルベシ、鄭夾漈其花朝開暮落、與草同気故在草中ト弁セリ、然レトモ恐クハ牽強ナランカ、●用薬須知曰木槿、和名ムクゲ、白花ノモノヲ舜英(シロムクケ)ト名ク、深紅ノモノヲ朱槿(アカムクゲ)ト云、薬用ニハ白花ノモノヲ用ユ痢疾泄瀉不止ニ白木槿(シロムクゲ)花陰乾シテ味噌汁ニテ煮食フ能愈
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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