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錦葵科

引用
『錦葵科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-02847)
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ID
M2005033015013313477
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
錦葵科
別タイトル / 旧書名
Vol. 008 錦葵科
巻次
008-076
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
べひやうたん類の花は皆白花にして夕アに開き朝に萎ム故に総てゆふかほと呼、品類多し、乾瓢(カンヒヤウ)にするものはかりの名にはあらずと知るべし、又干瓢乃君といふもの有、是は越前敦賀乃方言にして遊女の事をいふなり、ゆふ顔をさらすと云心にや、俳にも用るものなれは心得べし、問、万葉集の朝顔といふものは如何、答、万葉集の歌に、朝かほは朝露をふて咲といへとゆふかけにこそ咲まさりけり、といふにて今の朝顔にあたらざる事しるべし、又山上臣憶良(ヲミヲクラ)か秋野の花を詠ぜし七種の花のうちにもあさかほあれと是も今の朝顔にはあらす、されは槿蕣の二字を歌俳ともにあさかほと訓し用ゆれとも今の牽牛子の朝顔にはあらず、本草に朝開暮落花といふて木槿(モクキン)の事也、今は通してもくけ、むくげと云、木槿の転語なり、奥羽にては今も木あさかほと云所ありとなむいへり、ふるき名の残りたる也、又槿のあさがほは木槿也、蕣のあさかほは牽牛子の事也といふ人あれど/十三
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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