引用
『雑』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-01802)
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ID
M2005033014410311183
コレクション内カテゴリ
- 錦窠蟲譜
書名
雑
別タイトル / 旧書名
Vol. 007 雑
巻次
007-081
本文言語
日本語
内容注記
地名: 東京
翻刻・翻訳
大吉瑞蟻の塔、東京小石川白山下、蓮池園、此蟻塔ハ明治廿八年五月十日発見なり、此日清国鎮定の日なり、我が同胞の永く祝すべきなり、往古神功皇后の三韓征伐以来、海外変乱の際しばしば神助あり、我朝の冠たる処なり、況んや今回征功の神速なる古今未曽有、是神祐の大ひなる処、彼高千穂乃霞鷹あり、又横浜の教会所庭園に甘露降る、九州地方に白燕現出す、何れも霊明不思義なり、就中弊園家屋に稀有の霊蟻塔を築造最中なり、其尽力幾年なるを知らず、此義虫ハ星の化現にして属従なる者位置をハ等に分ち、各官位備ハリ而して蟻王なる者を生す、蟻王ありて初て塔の巣造に従事す、現に発見二重なり、完備まて幾星霜を経べきも候や、夫蟻塔の霊験たるや神社仏閣の霊地にハ必す五重の塔あり、又日本六十余州にハ壱ヶ所ツヽ相輪塔を建立して万民の結縁を成さしむる者ハ、何れも此蟻塔を以て最初とす、其霊応寄特知るべきのミ伝へ聞、蟻塔ハ能く護国安民を司り、衣食住を守り、寿■保の賢人名士の多く教育に供へ、国を守り家を興し、身整ふ、斯る霊妙不思義につき永く鎮護し蟻塔の社とし、毎歳五月九日十日を以て祭典を執行し、積て六十日間開扉右時気ハ園中芍薬、ばら、花菖蒲、諸花満開中なり、御縦覧かたがた御来観を奉希候也
地名
東京
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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