自ミ至テ
引用
『自ミ至テ』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-01685)
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ID
M2005033014390510956
コレクション内カテゴリ
- 錦窠蟲譜
書名
自ミ至テ
別タイトル / 旧書名
Vol. 006 自ミ至テ
巻次
006-073
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
限リ??ノ害ヲ被ルハ十数年来年々其原種ヲ残スニ因ルヤ必セリ、然レトモ寒威猛烈ナルトキハ該虫多クハ凍死シ、人目ニ遮ル程ノ多数ニ至ラサレトモ、寒威稍々薄キトキハ、大ニ繁殖シ巨害ヲナスヲ常トス、曽テ二十余年前旧藩ノ頃ニ、小桑原村、近藤村等ニ該虫発生シ、林木ヲ枯凋セシコトアリ、尓来遂年減少シテ其害ヲ見ルコト稀ナリシニ、一昨十四年ノ冬季、寒威ノ緩ナルニ乗シテ直チニ繁殖シ、客年ノ如キハ其害、篠塚、高根、成島、赤堀、堀エ、小桑原、谷越、近藤、青柳ノ九ケ村ニ及ヘリ、因テ二十余日間駆除シテ大抵之ヲ除去シタリシモ、本年三月ニ至リテ尚幾多ノ残虫ヲ発見シタルニ因リ、当時モ亦二十余日間之ヲ駆除シタリ、然レトモ終ニ其跡ヲ絶ツコト能ハスシテ、今日斯ノ如ク大害ヲ及スニ至レリ、蓋シ邑楽郡ノ官林タル地勢、平坦ニシテ各村連続シ、樹木稠密ニシテ空気ノ流通ヲ妨クルト鳥猟盛ニシテ啄虫ノ鳥類ヲ駆逐スルコト甚シキトニ原因スル者ト思考ス、因テ一昨十四年一タヒ過密ノ森林ヲ芟伐シタレトモ、木数適度ニ至ラサルニ付、昨年以降漸次芟伐ニ着手ノ見込ナリ、爰ニ官林虫害ケ所及駆除段別等ヲ表出シテ以テ参考ニ供ス、{【林学協会集誌 第二十四号】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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