經典釋文攷證不分卷

EⅠ3

10136733-10136736

抱經堂叢書 第2函7-第2函10　当該書誌の第1冊の最初に陸龍其跋がついている。ただし、漢籍の最初に跋がある自体は不自然であり、その跋の内容を読むと殆ど『經典釋文』にかかわる内容であり、『經典釋文攷證』に関するものではない。また、陸隴其の生卒年は1630年－1692年。『經典釋文攷證』の作者・盧文弨の生卒年は1717年 - 1795年。陸氏は『經典釋文攷證』のために跋をつくる可能性はありえないので、それは『經典釋文』のための跋であることは明瞭である。なお、当該漢籍は、『經典釋文』の篇目に従い、考證の内容を加えるが、とくに巻数をつけていない。ゆえに「不分巻」にする。いわゆる「陸龍其跋」の次に「經典釋文攷證引用姓氏」あり。