秀歌之躰大略抄
引用
,『秀歌之躰大略抄』(名古屋大学附属図書館所蔵)「名大システム 古典籍内容記述的データベース」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n004-20230901-00012)
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ID
g12
コレクション内カテゴリ
- 後藤文庫
文庫番号
12
書名
秀歌之躰大略抄
書名ヨミ
シュウカノテイタイリャクショウ
別タイトル / 旧書名
秀歌躰大略
書名備考
後筆書題簽「〈頭書〉秀歌の大略 上(下)」(中央単辺)。内題「秀歌之体大略」。書名は内容による。
編著者
細川幽斎(玄旨)・平間長雅等
(
ホソカワユウサイ・ヒラマナガマサ
)
数量
2冊
寸法・大きさ
27.4/19.5
丁数
93
原装・改装
原装
版写
写
書型
大
成立
上巻末近く、33「萩が花」歌の末に元奥書「右以風観長雅老人自筆之抄贅于幽斎翁鈔之頭偏惜自是以下闕其弁説矣不侫不慙奴才時以間暇之日聊欲加僻案寔不遜之僭踰絶倫者乎故予模写於本鈔而以到後而已/正徳元竜集辛卯秋九月廿日於灯下書/壁山窩近文(模写花押)〈時某三十一歳〉」。下巻末に元奥書「久我亜相此抄を講へきのよし仰られしをはゝかりなきにしもあらねはいなみ申せしにしゐてたひ++に成しかは尊命そむきかたく三光院内府先年御講釈の聞書箱のそこにとりをきしをえらひいてゝかたのやうに書あつめ二冊になし侍りぬ郭此荘子を注す夢中に豹を窺とやらんいふためしも有なからをろかなる耳に残れるかたはしを成ともあらはし侍らんの心さしはかりになんまことにその一班を見る物ならし/天正十四暦八月下旬 丹山隠士玄旨」「右一冊徳大寺前内相公以愚本可被証写云々孤陋之私抄雖非無其恐先哲之御説何敢有其憚乎仍応尊命終令遂賢写給耳/天正十五年十二月四日 二位法印玄旨」「此書不慮達 天聴以三条羽林〈実條朝臣〉頻被借□之間進献之処於上巻者被染宸筆下巻者八条宮聖護院等御書写云々被返下之時粗預叡感至愚之所作顧有其憚非加私之了簡任師説抄抄上者可謂道之冥加老之幸何事如之乎仍聊記其由者也/于時文禄乙未歳孟冬上澣 法印玄旨」「此抄書者窓外不出之秘本也然而墨斎其与強懇望之間借与而書写之深可被禁外見者也/于時文禄三年林鐘上澣 丹山隠士玄旨判」。元書写識語「正徳元辛卯九月廿四日於灯下終写功/大宅姓近文(模写花押)」「右天智天皇以下之頭註者正徳六年石公夏五月下旬依人之需卒爾而講述於此書之次出于百人一首歌者従雅老人之頭註記之其餘者考其諸鈔尚且記所聞間亦附己意惟恐多謬誤重更校正耳則於六条道場満願寺識焉/近文(模写花押)〈時某三十六歳〉」。書写識語「以赤井一貞子伝本書写之」。
成立推定
近世中期写
存欠
全2巻
内容注記
藤原定家による秀歌選『秀歌之躰大略』の注釈書。全103首。各歌の後に幽斎による後注を付す。更に頭書に詳細な補注あり、33「萩が花」までは平間長雅によるもの(自筆本に拠ったという)。34「秋の田の」歌以下は長雅の頭書注を欠くため、高屋近文が補ったもの。その際、百人一首に見える歌は長雅による注釈を参照したという。
旧蔵印・識語
印記「渡辺千秋蔵書」「渡辺千秋清観」。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
請求記号
911.101-H
備考
渋横刷毛目表紙。○元書写識語の大宅近文は国学者の高屋近文のこと。土佐の人。京で出雲路信直・赤井正言に国学を学ぶ。神典に通じ、子弟に教授した。和歌も能くし有賀長伯と交わった。享保4年没39歳。書写識語に見える赤井一貞は歌人。大坂の人。生没年未詳。享保頃の人。
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
無
コレクション
名大システム 古典籍内容記述的データベース
名古屋大学が所蔵する和漢古典籍について、書誌だけでなく内容までも詳細に記述したデータベースです。