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葇荑科

引用
『葇荑科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-14966)
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ID
M2005033019061634634
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
葇荑科
別タイトル / 旧書名
Vol. 121 葇荑科
巻次
121-061
本文言語
日本語
内容注記
日付、年代: 天保2年 1831, 西暦(キー年代): 1831
翻刻・翻訳
文政二夏月、懇友芝陽、松平帯刀、椈木ノ説アリ此木日光、筑波山中ニ多シ、山人此子ヲ拾食、味甘香榛子ニ亜モノナリ、実外巨殻アリテ裏子ニ椎子ニ似テ三稜四房一蒂、其形恰卍字様ニ似タリ、因テ広東新語山果条ニ所載ノ卍果即是ナラントノ考アリ、予此説ヲ奇トシテ惟フ、因テ手写ノ蔵図ヲ贈リテ感賞セリ、今茲ニ大槻磐里ノ新説アリ、卍果ハ枳椇子ナリト、予新語卍果説ヲ以テ較攷ルニ実形如画甚方正蒂在字中ト云ニ合セス、枳椇子ハ梢頭ニ乱着シテ其形一定ナラズ、喎蘭字典ニ書ヲ引テ證ヲナスト雖トモ的当ノ説トモ云難キ乎、姑ク一説ニ備ヘテ然ルベシ、尚陀日ノ考ヲ俟、天保辛卯仲穐初七、栗丹州瑞仙院識、水月庵漫筆、参政堀内摂州侯作、を見るに云く、ぶな、奥州に多し栗に似て皮白く斑又あり、此皮を煎服すれバ転気出て疝積を治すと、おほやけの御飯を炊くに薪にハはやくより此木と用ゆ、相州よりおさむといへり、この木他の材と違ひ油烟なし、薪に用て火勢よはく■き家には便よからす、然れとも長く物を煮てよく熟するにハよし、故に御飯を炊くにこれを用ひ、又殿のうちに鍋なとにて羮ものをすハかに煮立あたヽむるによし、これをうり木と云るよし
人名
栗本丹州(4代瑞見)
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
椈木の説
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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