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殼斗科 槲譜

引用
『殼斗科 槲譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-14248)
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ID
M2005033018493233532
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
殼斗科 槲譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 115 殼斗科 槲譜
巻次
115-019
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
ハ扁柏也と心得べし、檜ハひやくしんなり、ひのきの事にハあらすと知べし、祇注にいふ所のかしはハ五月餅を包めるかしはの事にして柏の字を用ゆるハ更に当らす、この手かしはと混して柏の字を用ひ来れるものにして夫より歌連俳にも誤り用ひたるもの也、このかしはハ広葉ならといゝて漢土にて大葉檪と云もの也、水仙ノ、餅備へをく名月の空、李沓、歌仙ニ、はらはらと葉広柏の露の音、泉川、親と碁を打昼のつれつれ、文鱗、餅作る楢の広葉をうち合せ、枳風、比葉広柏楢の広葉と句作れる皆柏餅に作るかしは也、是ハ槲の字を用ひてよろし、左のことく心得て柏の字を用ひ通用なすは邦俗に従ふなり、我物知顔に改るハ通用に患ひありてよろしからす、さればとて心得ざるハ文盲の甚なり、歌道にハ世々この先達博識出て知りても改ず置れしを以て歌道の伝授とせられたりと或人のいひしをきゝぬ、尤も尊むへき事也、されど蕉翁の俳諧ハ和漢の事をつまみあわせて風雅を兼すなれハ漢字の正しきを尋求むへきも多く、鳥獣草木の名を識の端(ハシ)くれならすや、比道に志さんものハ山樵浜漁のいやしきも俗談平話の正に帰せしめ品物の雅名をもしりたらんハ俳のミヤびならざらんや、又問かしはと云和語如何、答かしはとハいかひしきはといふの縮語にしてひの木、児の手かしは、ごさひば、広葉なら等ミなかひらきに用ゆるものを云事也と知るべし○かしは、くぬき、[藻九、卅一]
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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