殼斗科　槲譜

日本語

【本草】大葉檪、（科、抹消）、カシワ、東都ニテ五月ニ此葉ヲ用ル是也、【泰西本草名疏、巻、品字社叢書】、CerrismerXKleijneetkal,1301、【求荒】青岡樹、クヌギ、｛ドー鑑者不詳、朱書｝／○葉をかしはと訓するは柏樹葉の事のミにあらず、只葉をかしはと云、即古語なり、仁徳紀の分註に葉此会箇始婆とあり、又大和物語に、かしは木のはもりの神のましけるをしりてそ折したゝりなさるなといふ歌を後撰集にハならの葉のはもりの神と五文字かはれり、枕の草子に木はといへる章にかしは木いとをかしはもりの神のますらんいとかしこしとあり、顕昭云葉守の神とは樹神なり