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黄楊科

引用
『黄楊科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12713)
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ID
M2005033018112731352
コレクション内カテゴリ
  • 錦窠植物図説
書名
黄楊科
別タイトル / 旧書名
Vol. 102 黄楊科
巻次
102-017
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
○【農工商雑誌 第二十四号】○黄楊樹、黄楊樹、即ちつけの自生して存在する、然地ハ豆州天城山及ヒ同州諸島、武州多摩郡日原村、土州白鬚山、筑前夜須郡古所山、御笠郡宝満山、怡土郡浮岳又ハ豊前香春山、英彦山、大隅、屋久島等にして、彼の細葉のクサツケなるもの有所々に総茂を看ることなきにあらさるも、その黄楊樹を栽植して利益をねむるハ独り薩摩、大隅とす、而して人家の周囲或ハ畑地の如き肥沃の場所ニおゐて生長すること恰も東国の国桐に似たりといふ、大日本植物帯調査報告ニ拠れハ、薩隅地方ニて該樹を栽培する方法ハ、仲春の侯小枝を長さ二尺斗に剪採し、六七間之を水に浸し後、案内棒を以て地を穿ちて挿す、一坪の地ニて凡二百本の割合なり、又六七年を経て土地肥沃の陰地を択ひて移植す、その距離一坪の地ニ二本程割合とす、時々馬糞を与ふれハ生長速なり、又一法ハ秋末枝を剪り、内皮を損せさるよ注意し、蔫に包ミて土庫、又は板庫に密閑貯蔵す、其〓挿ハ概ね別の手続に同し、又樹ハ価高貴なると、命根も亦用をなすを以て他樹の如く伐採することなく、多くハ根堀なり、其期ハ六月より一月ニ至るの間を好しとす、其価周囲一尺六七寸、枝下七尺五六寸の良材は金四十円乃至五拾円なり、殊ニ肥土ニ栽植すれは、四五十年にして如此良材を得へしといふ、若し然らハ一年殆むと金一円ニ相当す、一樹ニして如此貴価を有するものは此樹を除くの外その比を看さるなり
来歴・典拠・由来
農工商雑誌第二十四号
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション

伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界

日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
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