檀香科
引用
『檀香科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12632)
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ID
M2005033018094831271
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
檀香科
別タイトル / 旧書名
Vol. 101 檀香科
巻次
101-044
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
{【和訓栞 七】、朱書}きやら、伽羅と書り、沈香の上品をいへり、奇南香是也、南或は楠に作る、ねづみもちに似たる木也、深山幽谷にて自然の枯朽を得たる好とす、其余木を伐て土に埋ミて心を用る也、交趾を上品とし、暹羅を中品とし、占城をもて下品とす、太泥は能水に沈めとも最下品也とす、又まなバんまなかとよふハ番香をいふ也、真名班にや、禅家に悪沈を速(ス)香といひ、好香を鷓鶘班といふよし埃嚢抄に見へたり、ともに漢名也、伽羅ハ黒の梵語也、陀羅尼集経云伽羅樹、華厳経云黒沈香と見ゆ、李時珍も堅黒為上といへり○天竺摩迦陀国の女人ハ頭髪并に肌膚に伽羅の油をぬる事、播州高砂の舩人いふ其国に漂流せし者の話也といへり、今蝋油をきやらの油と称するは比義によれるなり、大智度論に天竺国熱以身臭故以香塗身と見へたり○燕間四適に南冥島上得一木名伽羅、紋如銀屑、堅如石といへるハ別なるにや○伽羅貝といへるハ溝貝の細長きをいへり○伽羅木あり、いちひの下にミゆ、雌きやら木ハ葉細かにつまり、雄伽羅ハ葉麁くひとへ、伽羅木ハ其葉もみの如し○香之樹業生山中、老山者歳久而香、新山者不及其樹、如冬青大小不一、結香者百無一ニ結香、或在枝幹、或在根株、{【広東新語 巻二十六】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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