樟科
引用
『樟科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-12050)
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ID
M2005033017575130689
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
樟科
別タイトル / 旧書名
Vol. 096 樟科
巻次
096-030
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
烏薬、一名旁其、鰟魤、矮樟○蔵器曰、烏薬生嶺南邕州、容州及江南、樹生似茶、高丈余、一葉三椏、葉青陰白、根状似山芍薬及烏樟根、多黒褐、作車轂文横生、八月采根、其直根不堪用○○頌曰、今台州、雷州、衡州皆有之、以天台者為勝、木似茶櫝、高五七尺、葉微円而尖、面青背白、有紋、四五月開細花、黄白色、六月結実、根有極大者、又似釣樟根、然根有二種、嶺南者黒褐色而堅硬、天台者白而虚軟、並以八月采根如車轂、紋形如連珠者佳、或云天台者香白可愛而不及海南者力大○承曰、世称天台者為勝、今比之洪州、衡州者、天台香味為劣、入薬功效亦不及、但肉色頗赤而差細小爾●時珍曰、呉椘山中極多、人以為薪、根葉皆有香気、但根不甚大、纔如芍薬、爾嫩者肉白、老者肉褐色、其子如冬青子、生青熟紫、核殻極薄、其仁亦香而苦▲研薬●玽曰、生南海諸州、小樹葉如椒、根如烏薬而円小、根味苦温無毒●用薬須知曰、烏薬、唐二種アリ、薬家ニクヽリト称スルハ上也、即所謂連珠ノ烏薬ナリ、方書ニ天台烏薬、又ハ台烏ト云ルハ是ナリ、其クヽリナキ者ハ釣樟根ナリ、和ニアリ●大和本州ニコレヲノセス●一本堂薬選ニコレシノセス/和産烏薬、{此図ハ衡州烏薬トミユ、【屋漏堂花譜】、朱書}、近比肥後ヨリ出ス、木ノ高サ二三尺、葉形桂枝ニ類シテ淡緑、三四月葉間花ヲ叢生ス、其色淡黄、形チ山茱茰ニ類ス、木長スレ■実ヲ結フ、形天台烏薬ノ如シ/烏薬、真烏薬天台与衡州二種耳、関西処々種之、寛政中西遊歴、諸州親視之、今世伝唐種而無種之者一種有、呼宇古牟波奈者生久慈郡白羽村松倉山、大者一丈許、葉三尖、中央葉稍尖、左右葉稍円、緑沢而互生、亦有葉円長而不三尖者、其葉背淡白而生白毛、亦有無白毛者、葉大者闊三四寸、長不過四寸、冬月葉凋落、二三月生新葉、攅簇小黄花、其根雖相類、漢種香気薄弱、不堪入薬用、蔵器曰、烏薬高丈余、一葉三椏、葉青陰白是也、【常陸物産志 十四】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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