柿樹科 柿譜
引用
『柿樹科 柿譜』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-10629)
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ID
M2005033017312228839
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
柿樹科 柿譜
別タイトル / 旧書名
Vol. 081 柿樹科 柿譜
巻次
081-049
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
柿けんちん、{【素人庖丁】、朱書}三ヘン、是ぎをんぼうの跡先を切とり、たねをとり去(のけ)、小口よりきさみ、数は其的の積りにまかせ用ふ、扨すりはちに入れてよくすりつぶし、其所かんざらし粉と極上の葛とを等分にし、柿の多少とも大てい三ツノ程のつもりにくわへよく摺り合し、堅くハ小し水にてゆるめ、生湯波(なまゆば)一枚置て其上へ右のすり合したるものを延(のべ)て、牛蒡せん切、三つばの茎、きくらげ、椎茸なとを一諸に味を付、程よく上にならべをき、端よりきりきりと巻、まきとめもつなぎにてとめ、其後かや、胡麻等のあふらにて揚て小口切にして酒菜重引台引などに用ふべし、尤干さんせうをきざみ入てよし、柿寄(かきよせ)、{【素人庖丁】、朱書}三ヘン、是もぎおんぼう跡先たねとも取捨、幾数にても包丁のむねにて打(たゝ)きよせ、前のことく極上の葛にかんざらしの粉をいれていかにもよくたゝき、扨ぎんなん、きくらけ二品をかき交、程よくとりてかやの油にて揚、茶子わん、坪又ハ台引なとに用ふべし、同白和(しらあへ)、{【素人庖丁】、朱書}三ヘン、是も前のことくぎおんぼうの跡さき、実(たね)ともとりしてゝ、包丁のむねにてたゝき、前のことくつなぎを入て打き交、きんなん壱ツ中に包みてまるめてかやのあぶらにてあけ、扨きくらけ、ゆりねなど一諸に白和にすべし、尤も此白和ハ白豆ふ一丁に白ミそ四分すり合して用ふ、胡麻を用ふへからす、小鉢にいれて出すべし
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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