紫金牛科

日本語

早春少白花ヲ開ク／ソバノキ、何処ノ方言不詳、ホソバノキノ略也、ホソバノキ〈熊ノ〉、ソゲキ〈伊豆天城山〉、ヒチノキ、方言カ不詳、〈房州〉、タイミンタチバナ〈江戸花戸〉、勢州、紀州、伊豆海辺、知多ノブク崎ニモアリ、海辺ノ山中ノ木也、葉ハ茵芋ノ如クシテ狭ク長シテ鋸歯ナシ、葉ノ■紫黒色、花実未見ズタ見ズ／草木錦葉集、図ヒキノキニ似、大明橘、葉形モチニ似テ少シ長シ、芽先上ヘカヽヘ、葉表うらとも薄鳶色、後青ク艶至テヨシ、高野山ニテハフトモヽト云、予ガ所持ノ品ハ葉別ニ細し、三宅嶋ヨリ来ル／大明百両香（ミンタチバナ）、豆州三宅嶋より来り、花戸にあり、予ハ房州鋸山にてとり得たり、葉、木竹子（ホトウ）に似て■らす、八十八夜過て裁■紅うすき、糞水ノコト、五月枝を折してまゝつくもの也、土蔵又入れてよし、アベ、【草木育種続ヘン稿】