石南科
引用
『石南科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-09847)
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ID
M2005033017154227285
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
石南科
別タイトル / 旧書名
Vol. 073 石南科
巻次
073-090
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
はたつもり、六帖に我庭はみ山におふるほたつもりつもりにけらしあふよしもなし、新六帖の題に令法と書たり、歌にはたつもりつもりし雪も消ぬれは残るすさみに若菜つむらん、今能登国人は春の末より夏かけてりやらぶといへる木の芽をつみとり、ゆびきさひし乾貯て爨炊乃糧に賦けるとは、按に安芸国人りやらふといへる木の芽を糧に用ひしをみるに日向国人のつきでといへるものにして江戸の俗称にはなゆかだといへるもの也、近来唐山人は掌蓮と呼也、或は救荒本草に載たる山茶科とりやうふ也といへり、此説如何、さて令法ことはもと田穀をおろしける其分量の名目也、田人(タミ)の辞にこれを白田賦といへり、されハ新六帖の令法と書てはたつりかとよみたるもけに理義也、又糧賦の字音と令法の音便と通はしたる古言あるへし、猶よく後にたつねむ、【国史草木昆虫攷 巻之六】/リヤウブ/山茶科、【救荒啓蒙 九】、レウブ、ハタツモリ、古歌、ハタツマリ、同上、山野ニ多シ、高サ七八尺、葉形李(スモヽ)葉ニ似テ■■軟ニシテ鋸歯アリ、茎淡紅ニシテ葉面少シ柔毛アリ、枝頂ニ四五葉聚リ生ス、秋月枝梢ニ穂ヲナスコト四五寸、五弁ノ小白花下垂シ、形榎木花ノ如シ、後小円実ヲ結ブ、熟シテ黄褐色ナリ、春ノ嫩葉ヲ採リ飯ニ交セ食フ、是ヲ■ウブ飯ト云、大和本草ニ詳ナリ、紀州熊野ニテ諸木ノ嫩芽ノ採リ飯ニ交セ食フ、山茶科ヲ上品トス、木葛、未詳、【救荒啓蒙 九】
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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