石南科
引用
『石南科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-09778)
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ID
M2005033017142427150
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
石南科
別タイトル / 旧書名
Vol. 073 石南科
巻次
073-021
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
石南、一名風薬、{和名止比良乃木、俗云佐久奈無介●別録曰、石南生華陰山谷、三月四月采葉、八月采実陰乾●弘景曰、今東間皆有葉如枇杷葉、方用亦稀●恭曰、葉似■草凌冬不凋、関中者葉細為好、江山以南者葉長大如枇杷葉、無気味殊不任用●保昇曰、終南斜谷有石処甚饒、今市人以石常為之誤矣●頌曰、今南北皆有之生子石上、殊極有高大者江湖間出者、葉如枇杷上有小剌、凌冬不凋、春生白花、成簇秋結細紅実、関隴間出者葉似莽草、青黄色、背有紫点、雨多則併生長及二三寸、根横細紫色、無花実葉至茂密、南北人多移植亭院間、陰翳可愛、不透日気入薬、関中葉細者為良、魏王花木志云、南方石南樹野生、二月開花、連著実々如燕覆子、八月熟民采取核和魚羮尤美、今無用者●宗奭曰、石南葉似枇杷葉之小者而背無毛光不皺、正二月間開花、冬有二葉為花苞、々既開中有十五余、花大小如椿花、甚細砕毎一苞約弾許、大成一毬、一花六葉一朶有七八毬、淡白緑色、葉末徴淡赤色、花既開蘂満花、但見蘂不見花、々纔罷去年線葉尽脱、漸生新葉、京洛河北、河東、山東頗少人、故少用、湖南北、江西二〓甚多故人多用▲釈名時珍曰、生于石間向陽之処故名石南●大和本草曰、石南花(シヤクナンゲ)山木也、トベラノ葉ニ似テ長ク厚シ、臘前ヨリツボミヲ生シ、三月ニ淡紅花ヲ開ク、花大ニシテ似芍薬ニ甚美ナリ、不宜沙土、網目灌木類ニノス●用薬須知、一本堂薬選、共ニコレヲノセス/○白山石楠山上ニ多シ、方言白之也久奈木ト云、高サ二三尺、葉石楠ニ似テ短ク薄クシテ巾濶、背淡白ニシテ毛ナシ、面緑色一処ニ数葉叢リ附、六月茎ヲ抽花ヲ開、石楠花ニ同シテ花弁徴ニ大ニ白色ナリ、{【白山草木志】、朱書}、石楠【本草】、花に紅あり、八重あり、〓纈(しぼり)ハ花の囲白し、又白花のものあり、惣て二月枝を管に切りて挿ハよく活もの也、又春の彼岸によびつきにしてよし、冬中根廻りヘ人糞を入ハ花実多し、{【草木育種】、朱書}
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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