忍冬科 上
引用
『忍冬科 上』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-09514)
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ID
M2005033017091826627
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
忍冬科 上
別タイトル / 旧書名
Vol. 069 忍冬科 上
巻次
069-040
本文言語
日本語
内容注記
日付、年代: 延宝3年 1675, 西暦(キー年代): 1675
翻刻・翻訳
売子木、一名売子木、{和名賀波知佐乃木、朱書}●恭曰、売子木出嶺南卭州山谷中、其葉似柳●頌曰、今惟川西渠州歳貢作売子木、高五七尺、径寸許、春生嫩枝條、葉尖長一二寸、倶青緑色、枝梢淡紫色四五月開砕花、百十枝園攅、作大朶、焦紅色、随使生子如椒目、在花弁中、黒而光潔、毎株花裁三五大朶、爾五月采其枝葉用●時珍曰、宋史渠州貢売子木并子、則子亦当与枝葉、同切而本草缺載、無従考訪●大和本草、用薬須知共ニコノ二種ヲノセス/{サ三、朱書}売子木、三段花、延宝三年唐船持渡/○山丹花、花の色初ハ淡赤く、中頃ハ紅色、後ハ極紅也、形紫丁香(じんてうき)の花に似たり、開花三月中旬より四月も花あり、此外年中花の開かさる時なし、初中後色三段に変れるによりて俗に三段花といへり、方日向、四月より八月まて葭簀を覆ふべし、地盆栽、九月より三月まで地窖(むろ)に入るなり、土回茎、肥油粕、移、三月〓(さしき)、春彼岸過よし、又梅天(つゆ)ハ殊更よし、葉の形山梔子の嫩の如し、{【剪花翁(伝)】、朱書}/売子木、さんたんくハ、山大丹【広東新語】、{(潅)、朱書}、和産なし、琉球より来る、暖国の産ゆへ冬月ハ窑に蔵ざれハ必す枯る、樹高さ三四尺、円茎対生し、葉の形梔子の葉に似て厚く、夏月枝の梢に数花を生す、形丁香に似て蒂細く長く、開くときハ丹紅色也、実ハ結ふこと難し、一度花散すれハ枝を生し花を開く中秋まて花尽るとなし
人名
岩崎灌園
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
備考
朱書で(灌)
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
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