山茱萸科
引用
『山茱萸科』(名古屋大学附属図書館所蔵)「伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界」収録(https://da.adm.thers.ac.jp/item/n002-20230901-09360)
記載例をコピー
ID
M2005033017061926321
コレクション内カテゴリ
- 錦窠植物図説
書名
山茱萸科
別タイトル / 旧書名
Vol. 067 山茱萸科
巻次
067-025
本文言語
日本語
翻刻・翻訳
さはくみ、イタチハシカミ、[和伝]山茱萸、{【動植名井】、朱書}/かりはのみ、イタチハシカミ、[本和上 五六]山茱萸、以多知波之加美、一名加利波乃美、{【動植名井】、朱書}/山茱萸、[一名]蜀棗【本草和名】【司揚玄操】、鶏足、思益、魃実共ニ【同上】、鼠矢【同上引釈薬性】、石棗【万病回春】、実棗児樹【救荒本草】、[和名]カリハノミ【本草和名】、サンシウ、山茱萸ノ音転ナリ、タニイソキ〈福山〉、[蛮名]ユルヌス、羅甸、コルヌーリイホウム、荷蘭、古ヨリクミト訓スルハ何物ヲ指カ不詳、西湖云、和産ハ伊賀ノ上野ヨリ山茱萸ヲ献ス、朝鮮種ト異ナルコトナシ、集解ニハ花ハ杏ノ如ク白色トアレトモ、朝鮮種ハ黄花ナレハ集觧ノ説ト合ハス、タヽ救荒本草ノ説ト相合フト云々、サンシウハ高サ一丈余、今人家ニ栽ユルモノアリ、正月ノコロ葉ニ先ツテ枝梢ニ花アリ、四弁黄色、大サ二分斗、数十蕚簇生シテ毬ヲナス、後葉ヲ生ス、葉ハ牛膝ニ似テ短ク、又ミツギノ葉ニ似テ狭シテ紋理直シ、円茎ニ対生ス、葉ノ狭キモノ和産ニシテ実ヲ結ヒカタシ、又享保年中漢種渡リ、今処ニ多シ、葉ノ形和産ト同シ、夏月実ヲ結ヒ円シテ長ク、拘杷子ヨリ大也、下垂シテ熟スレハ紅色也、中ニ核アリ、大棗ノ核ニ似テ長シ、コノ物薬ニ入レベシ、岩崎ノ本草穿要、ワ四/山茱萸、唐種也、通名也、昔ハグミト訓ス、コレハ非也、木ハ大ニシテ高サ一二丈、枝多茂ス、春葉フキ中ニ二月比枝ノ節コトニ小花数多集リツク、三分位ノ大サ、黄色四弁、中ニ黄ナル蕋アリ、多咲タル処見殊也、生花ニモスル也、花落テ新葉出、花ハ多咲ケトモ実ハ花ノ数程結ハズ、一処ニ五六実ル也、実ハ桃葉珊瑚{(アヲキノ)、朱書}ノ実ノ如ク丸シテ少シ長ミアリ、秋熟シテ皮赤クナルモノ也、葉ハイヒツナリニシテサキノ尖リ長ク両対ス、葉ノ筋他本ト異ニシテ甚正シ、コレニモ丸キモ巾セマク長キモアリ、丸キハ朝鮮種也、細長キハ南京種也、今両品トモニアリ、甚多クアル也、薬店ニアル―――、和産也、新シテ上品也、舶来ハ古シテ下品也、又日本ノ山ニ白生ノ―――アリ、葉ニ黒ミアリテ花少シテ枝ノ杪斗リニツキ、実少サキナリ、故ニ多ナシ、本条一名石棗、【医統】{【万病回春】、朱書}、湯主【輟耕録】、実棗児樹【救荒】/山茱萸、有舶来、其形如鼠屎而紫黒色、味酸渋滋潤者為上品、又有朝鮮産次之、又邦産形味与舶来者同、而紫赤色、亦可用、城州、和州、摂州等有之、右内藤――(尚賢)ノ古方薬品考ノ説、邦産ノ実ハ和産ノ如クミユレトモ、中ハ■■■也、之ハ(■、抹消)■種ヲウエシモノ也、通考和産ノ■ナシ
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
メタデータ提供者
名古屋大学附属図書館
資料種別
和古書
画像有無
カラー
コレクション
伊藤圭介文庫 錦窠図譜の世界
日本における近代植物学の祖といわれる伊藤圭介の稿本(手書き本)188冊を集めたもので、その中には、錦窠植物図説、採草叢書の他、錦窠魚譜、錦窠虫譜等があります。
所蔵機関
名古屋大学附属図書館
コンテンツ(画像等)のライセンス
メタデータのライセンス
コンテンツの利用について
こちらをご覧ください